>>554

概ねその通りなんだが、ちょっと補足するとだ、外務省北京ルートを差し置いて
外務省第二秘密ルート(アジア大洋州局長だった田中均-ミスターXこと柳 敬国家安全保衛部副部長)
をメインに使うようになったので二元外交の恐れってのと、カウンターパートが失脚、張成沢か黒電話に
銃殺されて意味がなくなったってので、情報機関再編の際に田中均外務審議官は職を解かれた。

ぶっちゃけベースで裏ルート使うのは交渉スタイルとしてはありなんだが、田中均は正規のルートを完全に無視して
裏のルート、外務大臣や内閣官房が把握できない独断専行をずっと続けたのでね。プロトコールや建前は大事。
猪木や藤本料理人はお手紙を確実に黒電話に運べるから。山拓は多分、玄洋社とか満州人脈経由で北に伝があったんでしょう。
最近は動いてませんけど。あーそういえばデヴィ・スカルノルートってのもあった。同盟国もシハヌーク国王ルートがあったはず。

正日までは正式:北京大使館ルート、表:総聯ホ・ジョンマン議長ルート、裏のうちひとつ:Xルートで
同盟国も実は裏で総聯・国家保衛部と通じてたのだけど、(表はあくまでも板門店の会議)
黒電話になってから総聯は当てにならないし、マンギョンボンルートも入港禁止で随分前に切れた。
(このルートがあった頃は海保の情報担当部署が北朝鮮コネクションをもってた)

韓国はここ数年で国情院と国防省国機が壊滅しているので全部終了しているはず。
とにかく黒電話の粛清で黒電話に直接お手紙が確実に届くルートが消え去って、
同盟国が使えるのは権限のろくにない国連代表部の大使とスタッフのみ。

なので交渉がいきなり閣僚級となり、誰かの面子がその都度潰れていく。
藤本料理人のケースとか、黒電話が本邦を交渉当事者としないってので自分から切っちゃったんだが、
ここが生きていればハノイの惨劇は回避されたかもしれない。