https://type-r.hatenablog.com/entry/20150531
そしてついに第11話『ファースト・コンタクト』でスケジュールが限界に達し、
原画だけを撮影したフィルム(原撮)がそのままオンエアされてしまったのである。
一応、色だけは塗られていたようだが、口パクと声優の声が全く合っていなかったり、
キャラが動いていないのに足音だけが聞こえるなど、恐ろしいほどの紙芝居ぶりに全国の視聴者が戦慄!

さらに第14話『グローバル・レポート』では、いよいよスケジュールが無くなり、
苦肉の策として今までのエピソードをまとめた「総集編」を放送。

そして第17話『ファンタズム』では、「シナリオも出来てないのに納品まであと2週間」という
絶体絶命な状況に追い込まれてしまった。
もう、3日後にはアフレコ台本を発注しなければ間に合わない!いったいどうする…!?
ここで、バルキリーのメカデザインを担当していた河森正治が、
「既存のフィルムを再編集して新しいストーリーを作り出す」という難題にチャレンジ。
普通は絵コンテの指示に従って口パクを作画するものだが、
なんと河森は「口パクの動きに合わせて全く別のセリフを考える」という逆転の発想で
既存のフィルムを活用したのである。なんという力技!

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慶応組の、河森も美樹本も庵野らと同じ歳で、美樹本がカラー版アトムの動画をやった事がある以外
みんな素人同然だった