>>894
やがて歌の上の句と下の句をつなげることで行う連歌という教養バトルも本格化していくぞ
そのころには万葉集だけでなく勅撰和歌集とか定型化された歌の作法が確立していたので下手に手を出せなくなり始めた
教養に自信がない貴族や武士に頼まれて連歌を取り仕切る連歌師なんてのも生まれたくらい

そうこうしているうちについていけなくなった庶民の中から俳諧という運動が生まれてのちの俳句へと変化していく
ほかにも都都逸や甚句なんてものも生まれた
でもこれは庶民や武家に愛されながらも和歌の下位に置かれ続けた

で、明治に入ってこの和歌の伝統ととりわけ連歌を文字通り「虐殺」していったん絶滅に追いやって、
そのかわりに近代俳句と短歌を確立したのが坂の上の雲で有名な正岡子規
あのおっさん、とんでもない偉人なんですわ