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メクロン級スループ

本級は、タイ王国が自国の沿岸警備のために日本の浦賀造船所に発注したスループである。

船体形状は、艦首乾舷を高めた船首楼型とした。前甲板に主砲として日本製の防盾付き
12cm(45口径)単装砲を背負い式に2基配置。2番主砲の基部から甲板一段分上がって、
日本海軍の睦月型駆逐艦に似た形状の頂上部に測距儀を載せた塔型艦橋が立ち、
その背後には簡素な三脚式の前檣が1基立つ。船体中央部に細身の1本煙突が立ち、
煙突の側面部は艦載艇搭載スペースとし、煙突後方両舷には旋回式連装水上魚雷発射管を各1基配置していた。

日本の浦賀造船所で「メクロン(Maeklong)」として1937年竣工。1973年除籍後、展示保存。

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