>>107
最近の戦闘機はエンジンパワーが大きいので、真夏に苦労することは無いと思いますが、
たとえば名古屋国際空港時代のヨーロッパ便B747あたりは、エンジンパワーと滑走路長の兼ね合いで
真夏になると航空貨物を予定通り積めないことがままあったようです。

もっとも、飛行機は一度飛び立ってしまえば、空気の温度は下がりますけれど、
そうはいかないのがガスタービン系の発電所で、需要の大きな真夏の暑さピークに
最大出力がどんどん落ちていくという憂き目に遭います。
なお、ガスタービンのカタログスペックは、国際標準大気1013hPa気温は15 ℃の時のものですが、
発電所の認可出力は、それより大きくなっているのが普通です。

発電所は真冬も運転しますから、吸気温度が低くなって出力が上がっても、
差し障りに無い限り、そのまま運転したい一方で、認可出力は「これ以上出すな」という
制限出力でもあるため、その分認可出力も大きくして貰っているということです。
このため、低温が見込まれる北の方の発電所は、同じ形式であっても、
認可出力が大きくなっていることがあります。

XF9の話とは、はなれてしまって申し訳ないです。