いろいろあってミサイル艇というコンセプトはもうやめにしたけど
それにやらせてた仕事を(もっと上手に)引き継ぐ船は必要
という視点で見るとATLAトリマランってまさにそれなのよな

・ミサイルはもう積まないけど76mmは搭載
・ミサイル艇では難があった耐航性に気を配りつつ一定の高速性は維持
・SBUや水中処分員(の発展的後継としてのUUV&USV)の母船に最適
・ミサイル艇では縁のなかったヘリをがっつり利用可

そういう意味で海自のニーズをがっつり満たす艦、ではあるし、もともと
採用の予定なかったとはいえATLAがコンセプト策定する際にそういう
ことを考えてたろうってのは想像に難くない

ではあるのだが、今回の哨戒艦がその枠で出てきた案件か、と問われれば
話の出方や伝えられる断片的情報から「ちょっと違くね?」となるのが
「哨戒艦はATLAトリマランになる」って説に自分が首肯しかねる理由

逆に言うなら、哨戒艦とは別口で将来的にATLAトリマランが採用される
可能性は割とあるんじゃないかと……