デニソワ人に別グループ、アジアでまた驚きの発見

4月11日付けで学術誌「Cell」に発表された論文により、驚きの新事実が明らかになった。いや、むしろデニソワ人の謎が深まったと言える。
東南アジアの現代人のDNAを大規模に調べたところ、デニソワ人は実は1つのグループではなく、独立した3つのグループが存在したことが示唆されたのだ。
そのうちの1つは、ネアンデルタール人とデニソワ人の違いと同じくらい、他のデニソワ人と異なっているという。
 さらに、1つのグループは、およそ4万年前に姿を消したネアンデルタール人よりも新しい時代まで生き残っていたかもしれない。論文によると、デニソワ人は少なくとも3万年前、おそらく1万5000年前まで、ニューギニア島で現生人類と共存し、交配していた。
この年代が確かなら、デニソワ人は、知られている限り、私たち現生人類以外で最も最近まで生きた人類ということになる。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/041500228/

デニソワ人が3グループあってメラネシアの人と交雑してるって話の詳報

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https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/041500228/?SS=imgview_smart&;FD=-861245705
https://pbs.twimg.com/media/D39hv3EUIAAyPn-?format=jpg

論文(英語)
https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(19)30218-1