死んだブタの脳を回復、脳死の定義ゆるがす研究
人間にも応用可能だが、倫理面に課題も
2019.04.19
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/041900238/
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保存されたブタの脳。このほど研究者たちは、食肉用に解体されたブタの脳を使って
脳の細胞機能の一部を回復させることに成功した。

 死んだブタの脳の細胞機能を回復させることに、研究者が成功した。
これは、脳疾患の治療に新しい可能性を拓くと同時に、現在の脳死の定義を根底から揺るがす研究だ。

 米エール大学医科大学院の研究チームは4月17日付けで学術誌『ネイチャー』に論文を発表し、
人工透析装置に似た「BrainEx」というシステムを開発したと報告した。
BrainExは、死んだ脳に血流と酸素の流れを復活させる装置だ。

 最初に断っておくと、研究チームは、この実験のためにブタを殺すことはしていない。
彼らは、近隣の食肉処理場から、食用に解体されたブタの頭部を譲り受けたからだ。
また、ブタの脳は生き返ったわけではない。意識を生み出すほど組織立った神経活動の兆候は
見られなかったし、わざとそうなるように実験したからである。
(以下略)
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つまり、どういうことだってばよ!
脳死の定義が変わる・・・のか?