>>629
> >それでわかるのは方向だけ、また他に随伴しているステルス機の存在がわかるわけじゃない
>
> 方向と位置が完璧にわかります。というかバラクーダ自体がその機能を持っているし、対空はないが対レーダーサイトミサイルがそれ

対レーダーサイトミサイルはレーダー波に対するパッシブ・ホーミングなので通常のIR追尾ミサイルのIRがレーダー波に替わっただけ
つまり距離情報は無しでターゲットに向かって行くだけ

機体が非常に大きくて例えば左右両主翼の翼端に角度分解能の非常に高いレーダー波受信機を付けておけば
三角測量の原理で距離を求めることは原理的には不可能でないが、現実には航空機の翼幅ごときでは
敵のレーダー波から三角測量で距離を求めるのは無理

翼幅は高々100メートルにも満たないのに対して敵との距離は数十キロ以上(つまり数百分の1ラジアンの角度分解能が必須)で
探知できねば無意味だからね

そもそも三角測量で敵の距離が分かるほどの非常な高さの角度分解能が実用的に使えるならば、IRや光学センサーで遠の昔に
距離まで求めるセンサーが実用化され戦闘機に装備されている筈

パッシブな長距離センシングでは電波よりもIRのほうがずっと以前から実用化され実際に様々な戦闘機にも装備されているのだからね


ということで、電波パッシブで方向が分かるのは良いが距離も分かるというような妄想は捨てたほうが良い


老婆心ながらついでに注意しておくと、君の「方向と位置(がわかります)」という言葉遣いは日本語として間違いだ
その理由は、「位置がわかる」という言葉だけで「方向と距離との両方がわかる」という意味だからだ
つまり「方向と位置がわかる」と書くと「位置がわかる」という意味の表現が二重になっていることになる
(「頭痛が痛い」と同じ類の間違い)

従って、正しい言葉遣いは「方向と距離(と)がわかります」あるいは単純に「位置がわかります」のどちらかだ
(「頭が痛い」か「頭痛がする」のどちらかが正しいということに相当)