>>307
> 戦うたびに戦力が低下していく事を考えずに連戦していって、出てくる味方兵力がガンガン減っていくのを見て、
>これ、大丈夫かよと思ったラノベがあった。

アルスラーン戦記のルシタニア軍もそれに近いノリでしたなぁ。

大陸西端のルシタニアから総勢40万人の大軍で大陸中央の大国パルスに大侵攻を行い、パルス軍の主力
十数万人を魔術のアシストで包囲殲滅するも数万の兵を失う。

そして王と主力兵団を失ったパルスは王都も陥落してルシタニアに国土の過半を征服されますが、順調だったのは
ここまてで、後は兵力を分散されて野戦での敗北が続き、その度に数万人単位の兵を失ってじり貧に陥りました。

更にパルス軍が王を奪還し再び10万人の兵を集めて軍を再建してからは、ルシタニア軍は頼みの数的優位も失い、
遂には双方の主力を投じた大会戦でルシタニア軍は敗退してパルスから叩き出され、結局40万の兵の殆どは
故郷に帰れぬまま異国の土になりました。

ルシタニア軍はアレキサンダーやモンゴル軍と違って敵国の降兵を積極的に自軍に取り込むような事をしなかったから、
本国から余りに遠い征服地では兵力の補充が利かず、どうしてもじり貧になる構造的問題を抱えてました。