まあ、我が国の大企業の多くは、寿命を迎えつつあるのでしょう。
組織は、予め腐敗防止の対策を施さないと「腐っていきます」。

腐敗の原因の一つが「出世する事だけを目的とする人」の蔓延です。
こうした人の特徴は、大した能力も無いのに、権力欲、権勢欲だけが強いのです。
こうした人が、出世しするためには、どうしたら良いでしょう。

取り入る事の出来る上司を見つけ、ひたすら胡麻を擦り、その引きで、管理職に登用してもらうのです。
一旦、管理職になったら、更に上の上司に、いい顔をし、胡麻を擦り、更に上を目指します。
そして、部下に対しては、絶対の服従を強要します。
従わない者、理を説く者はパワハラをして排除します。
自分より能力の高いものは、自分の地位を脅かすので、排除します。
イエスマンで周りを固めて、自らの派閥を作り、勢力を拡大します。

ライバルも、相手の瑕疵を利用して蹴落とします。

出世だけ、自らの権勢を拡大する事だけが目的ですから、会社、組織に対する真の忠誠はありません。

そんな人が、組織に蔓延したら、企業は腐敗します。
まともに利益をあげられなくなり、新しい技術も生まれなくなり、新規の事業も立ち上げられなくなります。
資産、事業の切り売りをし、リストラを繰り返すようになります。

そして、最終的には、事業破綻です。
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