>>358
その手の対米従属論が流行った背景を開設した文章を見つけましたが

市民社会に絶望する勇気 白井聡『国体論』と対米従属論の流行
https://dokushojin.com/article.html?i=4032
>ところで、「永久革命としての民主主義」の一定の成果と見なされた出来事があった。2009年の民主党の政権交代がそれだ。(中略)
>学校や組合といった中間団体に根をおろし、市民社会のヘゲモニーを獲得することで、選挙を通じて議会で多数派を形成し国家を改革するという「陣地戦」を主張した。
>簡単にいえば、マルクス主義版市民社会論といったものだ。たしかに、民主党政権の誕生は、2008年末の「年越し派遣村」の湯浅誠が国家戦略室のメンバーに入るなど、
>「左」が市民社会のヘゲモニーを獲得したかにみえた出来事だった。いまでは隔世の感があるが、「市民革命」(山口二郎)と呼ぶ言説まであったのだ。(中略)
>注意すべきは、近年の対米従属論の流行は「市民革命」なるものの失敗をきっかけにしていることだ。白井聡『永続敗戦論』、孫崎享『戦後史の正体』、
>矢部宏治『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』といった対米従属論が立て続けにベストセラーになったのが、
>民主党政権崩壊前後だったことを思い返すべきだろう。これらの著作は、米軍の普天間基地移設を「最低でも県外」と公約に掲げた鳩山内閣が9ヶ月で退陣したショックを受けて書かれている。(中略)
>リフレ派経済政策で貧困層を底上げし、中産階級をボリュームアップして市民社会の充実をはかり、立憲民主党を中心としたリベラル左派政権(?)が
>実現したところで、アメリカを排除できないかぎり、かつての民主党政権と同じく失敗は運命づけられている、と。(後略)

長々と分かりにくい引用したけど自分で無能を担いでおいて、その無能が無力を晒して勝手に倒れた。
そんな自分たち自身の「敗戦」をアメリカと日本政府の対米従属が悪い!と責任転嫁し、あるいは絶望したのが
永続敗戦論とその類似品たる対米従属論であり、それはさながら手の込んだ自己紹介だったといえるのかもしれないですね。