大鳳や翔鶴型の場合でも液層の燃料も使用しないとならない状況もあったと思われますが、どのように運用したのか興味深いですね。

 タンクへの注水よりずっと酷い例ですが、
魚雷の被害で機械室や缶室まで浸水した日本艦艇の例では、
前線の基地で排水後に脱塩処理を行って再稼働させているようです。
 青葉の例だと10/23に被雷して浸水や注水で満水になった缶室や機械室の一部を、
応急処置の上11/1までに再使用可能と見積もっています。
 具体的には右舷後機室と後方諸区画、第2、第5缶室の浸水を排除、
第2缶室は主給水タンクとして使用しましたが、
第5缶と右後機室内の諸設備は使用不能とはされていないことですね。
※半面、右前機室内の装置は使用不能としています。

 整備・修理能力の低さを指摘されがちな日本でも、
脱塩処置程度はそれほど大ごとではない様子です。