もうF-22ベース案という可能性はないよ
というよりF-3自主開発は決定済み事項でしかない
空自の戦闘機はザックリ下記のような過程を経て決定する

検討(選定作業)→内定(防衛省内の結論)→決定(内閣・政治の承認)

幻に終わったFSX自主開発案というのは公式記録上は検討段階で落ちた案として扱われている
内定から決定に進んだのはF-16ベース案(現F-2)だ

内定まで到っても決定まで到らなかったケースがF-104が選ばれた第1回F-X
防衛省がF-100採用を内定したものの首相の一声で却下、更にF-11が内定しても
選定に疑惑ありということで却下されてF-104採用という経緯を辿った

では、F-3はというと開発決定までしている
内閣・政治の承認というのは最終決定であり自主開発か既存機改造かが未定のまま開発着手が決定されることはない
中期防にベース記載がないまま開発着手と記載されたのは新規自主開発で決定したことを意味している
まだ決まってないとか思っている人は選定の手順とか防衛政策決定のプロセスを理解してない連中だということだ
この手の連中はマスコミにも少なからずいるから混乱記事が出てしまう

今後何らか理由でF-3開発が頓挫したとしても公式記録上は開発失敗・中止扱いになり
選定未了ということで他の案に乗り換えるということは不可能だと断言していよい
F-3開発が頓挫したら防衛省全体の責任が問われ他の開発計画に乗り換えるなんてことは認められなくなるからだ
F-3自主開発が失敗したところでF-22ベース案の復活なんてことはないないのだ