国家安全保障政策/国家戦略研究スレッドPart2

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2019/05/28(火) 20:17:15.39ID:6xOEVx5m
我国の繁栄と安全を守る国家安全保障政策とこれを実現する国家戦略を研究・提案するスレッドです。

○国家安全保障政策とは
国家の独立と繁栄を維持するために、主に軍事的な脅威などから国家を守る政策。国家は多様な価値観を包含しており政策は必ずしも他の政策・党派と整合するものではない。

○国家戦略とは
国家目的を遂行する最高位の観点から、平戦両時に政治・軍事・経済等の国力を効果的に運用する統一的・総合的・全般的な戦略。安全保障政策を上位構造とするが、政策上の不整合は国家戦略により統合が図られる。階層構造下位の戦域戦略、作戦、戦術の準拠となる。

○戦略の位相
国家戦略を構成する全ての位相(軍事・経済・文化・社会・科学技術etc.)を議論の対象としますが軍事を主たる切り口とし、それ以外の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」

○戦略の階層構造
戦略を構成する全ての階層構造(世界観・政策・国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)を議論の対象としますが、作戦次元以下の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

「本質はdetailにこそ宿る。それは栄光無きものに非ず。」

○戦略と戦史
戦略とは一般的な法則が成り立つような分野ではなく、戦史において淘汰される複雑系・非線形・進化的なプロセスです。議論の根拠たり得る戦史上の事象(古代・中世・近世・近代・現代)を議論の対象とします。

○当スレッドのスタンスと地誌について
当スレッドは明らかにネット右翼(ネトウヨ)スレッドです。対象脅威を尊称で奉る趣味はございません。戦史・兵要地史の一貫性のため歴史的な略称(支那・北朝鮮・南朝鮮・米・英・仏・露・独他)を推称します。

○戦略思想家の格付け
●神様リスト
クラウゼヴィッツ、モルトケ、コーベット、リデル・ハート、マイケル・ハワード、J.C.ワイリー、エドワード・ルトワック、コリン・グレイ
●疫病神リスト
ジョミニ、フォッシュ、フラー、マハン、ドゥーエ、ハマン・カーン、バーナード・ブロディ、クレフェルト、ミアシャイマー

「勝利は既に(戦略次元で)確定している。卿らの上に大神オーディンの(作戦次元以下の)恩寵あらんことを。」

過去スレ:
国家安全保障政策/国家戦略研究スレッド
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/army/1535374656/l50
2019/10/09(水) 10:13:41.98ID:WdDdm5rh
「戦略論大系〈別巻〉戦略・戦術用語事典」片岡徹也/福川秀樹他/戦略研究学会(芙蓉書房)
をつらつら眺めてたら、の機動の項目にどうも本来の語源というか、大本の訳語と思われる単語がありました。

「兵語の解」この本は明治〜昭和まで、いろいろ出ているので、それらからの説明を上記では紹介してkれています。、

そして大正期のものに

「機略的運動」とありました。この略語が機動なのかも…

当時、「機械化装甲」も「機甲」と略されており、同様の略法で「機略的運動」の頭と最後の1文字を繋げると・・・・
2019/10/09(水) 10:54:54.69ID:WdDdm5rh
グランツの作戦術解説本と、それをネタ本としていると思われる下記論文において

「作戦術の歴史」
http://milterm.com/archives/170

ソビエト理論家は、陣地戦の膠着状態を解消し、戦場における運動性(mobility)と機動性(maneuver)を回復しようと求めた。

とあります。どうもソ連は運動と機動をきちんと分けて認識し使用しているようですが、その区別について先日入手した
「1938年 ソ軍歩兵戦闘教令 1940年ソ軍歩兵戦闘教令草案」帝国在郷軍人會本部
では現在の西側教範では機動(Manuver)とされる行動であるところの「包囲」「迂回」などと言ったものが機動ではなく【運動】とされています。

どうもソ連式では、この程度の戦術的なものは機動ではなく運動の範疇の模様…
OMGに連なる、先遣浸透部隊についても、60年代までは「Mobile Group」すなわち運動グループとしており、
70年代では一部部隊が「Exploitation」(搾取/利用、意訳するなら戦果拡張か?)として任務指定、
そしてようやく80年代になり「Operational Manuver Group」作戦機動部隊となる訳です。

この流れから見るに、どうもソ連式理解によると、機動とは作戦次元における機略や計略的なものが含まれて初めて機動(Manuver)になる訳で、
戦術次元において我々が普段、機動と考えているものは運動(Mobil)に過ぎないということかもしれない訳です。

運動と機動

我々は機動を正しく理解してきたのだろうか。
いつの間にか戦術的運動と機略的運動を混同して、まとめて機動と言っていないだろうか。
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2019/10/11(金) 22:29:04.73ID:dx77l7GT
>>584
>あとクラウゼヴィッツ研究を自認するなら

そんな恐ろしいものは自認しない。
ただ、我々が手にしているクラウゼヴィッツの資料はまだまだ少ないということです。

1857年版"Vom Kriege"
ナポレオンの1796年イタリア遠征の作戦図
(クラウゼヴィッツ作成)

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/ca/Clausewitz-Vom-Kriege-9061.tif/lossy-page1-350px-Clausewitz-Vom-Kriege-9061.tif.jpg
595JTAC
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2019/10/11(金) 22:47:59.05ID:dx77l7GT
wiki英語版"On War"で紹介してるアザー・ガットの評、

"general message" of the book was that "the conduct of war could not be reduced to universal principles."
以下の域に我々はまだ達しているとは言いがたい。
読んでないか、見落としが無数にあります。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/On_War

Vom Krigeの原文に加え、名訳と名高いマイケル・ハワード/ピーター・バレットのOn Warを読む。
さらに、アザー・ガットの A History of Military Thought: From the Enlightenment to the Cold Warを読まねばならん。

それにつけても金の欲しさよ。(そして時間も。)
2019/10/11(金) 23:08:11.10ID:TpS/P3s6
>>593
>「Mobile Group」すなわち運動グループとしており、
70年代では一部部隊が「Exploitation」

グランツ本の記憶では、トハチェフスキーの頃が初見だったような。

いずれにせよグランツの「英訳」でロシア人の元のニュアンスまでは速断できんな。
597JTAC
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2019/10/11(金) 23:20:00.57ID:TpS/P3s6
>>591
>3回も軍隊がリセットされており、その度に1から軍事を見直して組織的再構築する機会がありました。

意義ありw
多少、ソ連に感情移入した見方でも「機会」って。

もう一回「リセット」したら国ごと壊滅しますね。国力的に今の国境を維持できるギリギリのところにきてる。
だから「危な」くもある。
598JTAC
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2019/10/11(金) 23:43:19.35ID:TpS/P3s6
クラゼヴィッツの戦争論でも「機動」については矛盾に溢れてる。

後ろの(未完成な)「作戦計画」では、将来の対フランス戦では、オーストラリアとの同盟の上、
外線作戦にて機動を主体に追い詰めていくイメージです。
そして、当時では一大苦行の「行軍リスク」は、戦役通して「50%」くらいの非戦闘損耗は「付帯的損害」である、みたいな酷薄なことを書いている。
これはフリードリヒ戦史、ナポレオン戦史の観察結果でしょう。

一方では、見直しが入りつつあった「戦闘」付近では行軍の悲惨さを縷々説明している。
だから、機動的な作戦、奇襲、策略よりも「主戦」重視なわけです。
当時は「機動」の効果はナポレオンやフリードリヒが証明したが、徒歩の行軍で「機動」するのは悲惨だった。

この矛盾は、モルトケの代の「鉄道」、ゼークト/マンシュタインの代で「機械化部隊」「空軍」というアウフフェーベンで部分的解決を見る。
(完全解決したのは"奴ら")

隷下部隊に気楽に「機動」を命ずることができるようになったのはわりと最近です。
トハチェフスキーのころは、まだまだ馬匹が多いでしょう。
599JTAC
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2019/10/13(日) 15:35:28.75ID:qMwBUua2
建国直後のソ連の教義で大きいのは、civil warでは方面軍隷下の「軍」が横ならびだったのに
対し、
スヴェーチンが作戦術を提唱する前後くらいから「奇襲軍(ショックアーミー)」という存在が浮上してくることです。
こいつらが、tacticalなzoneをこじ開け100km単位での前進を可能にする。
となると、次の段階としてoperationalなrear areaを潰しにいくmobile groupが欲しくなる。

ところが、この教義の前提には「専門的な軍人」「熟練した下士官」「常備軍的性格の奇襲軍・機動グループ」が必要になってくる。
さらに、徒歩や馬匹では明らかに限界で、機械化を進めるしかない。
これって、労働者の平等を謳うマルクス・レーニン主義にとってどうなの?
と、大論争になる。

トハチェフスキー派は一瞬、眩いばかりの作戦術のルネッサンスを達成しますが、究極的には負けます。
そして気の毒なくらい「作戦術・専門的な職業軍派」は根こそぎ殺されます。

流刑になった連中も、看守にいびられながらペンチで奥歯を引き抜かれ、処刑を待つ毎日だったりします。

突然、待遇が替わって前線に引き戻されるのはナチスドイツの侵攻が開始されてからです。
600JTAC
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2019/10/13(日) 15:48:06.14ID:qMwBUua2
帝政ロシアの貴族文化を継承するトハチェフスキー世代(第1期)から、
帝政時代は下っ端で軍事技術のみのロコソフスキー・バツーチン世代(第2期)に世代交代しますが、
やはり全体としての教義を支える一般教養の低下は否めない。
「粛清」でどうしようもなく失ってしまったものもあります。

これは軍事だけでなく、ソ連社会全体の問題で、科学技術や文化面では帝政時代の
遺産を食い潰しながら徐々に衰退していき最後は滅びると。
601JTAC
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2019/10/13(日) 18:07:00.95ID:qMwBUua2
「ソ連の軍人はいかに作戦術の概念を作り上げ、それを発展させてきたのか」
(「軍事学を学ぶ」より)

〇スヴェーチン(作戦術の着想)→1938年処刑

〇ヴァルフォロミフ(縦深戦闘(deep battle)構想)→1938年獄死

〇トリアンダフィーロフ(縦深戦闘の具体化)→1931年飛行機事故死

〇トゥハチェフスキー(1936年野外教令、機械化歩兵部隊、機甲部隊、航空部隊導入)→1938年処刑

〇イザーソン(航空戦力・海上戦力も包括した統合運用理論)→1941年逮捕、以降14年間投獄の後名誉回復

彼らの研究成果は1980年代まで黙殺。
602JTAC
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2019/10/14(月) 07:51:05.49ID:TML2V70S
ただ、国家戦略全体で見ると、スヴェーチンら「作戦術・縦深作戦理論」派は、
国家戦略としてはトロツキーの全世界・永久革命理論に属していた。

粛清を遂行した方の同志スターリンの一国社会主義論の方がまだしも現実的で、
トハチェフスキー派の壊滅はソ連戦略史上の必然だったとも言える。
603JTAC
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2019/10/14(月) 23:18:47.95ID:R+EojLOt
ソ連の縦深作戦理論派の悲劇に、やや我が国の現状を見ます。
「強すぎる政治、弱すぎる軍」

当然、戦略を最終的に決するのは政治です。
だが、そのプロセスは政治の原則を一方的に押しつけるものか?
戦争の目的は政治ですが、一方ではどうしようもない蓋然性があるのも戦争の性質です。
Civil-military間で慎重な認識共有とコンセンサス形成を図るべきでしょう。

イージス・アショア。どうすんだ?あれ?
馬鹿がグーグルで立地を決めたそうですね。
しかも秋田県との教義の場に出てきたシビリアン様が会議の場でシエスタを堪能されてたようで。
新聞報道によると。
604JTAC
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2019/10/14(月) 23:30:50.52ID:R+EojLOt
グランツ本のソ連軍のoperational formationの変遷を見ると笑えます。
1936年教令の複雑な作戦概念は、1941年には綺麗に消滅し、清清しい程の横一列になります。
縦深地域にいるのは航空軍くらいですね。これは目立つし爆撃しやすいw

それが1942年、1943年と変遷していくと縦深地域の部隊が増えていき、1943年になると目が痛いほどの迷宮になる。

くどいですが決定権があるのはシビリアン(同志・政治将校殿!)でしょう。
ただ、この手の愚行で国が危うくなるのを看過するのも軍人の給料の一部でしょうか?
605JTAC
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2019/10/17(木) 12:42:08.56ID:HafcS+w6
米議会下院 香港での人権尊重と民主主義確立支援の法案可決

https://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3805646.htm

これが日本のポジションであって欲しいんですがね。
錦旗を揚げよ。
606JTAC
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2019/10/17(木) 13:21:31.19ID:HafcS+w6
イデオロギー的な重心として、2000年代までのいい加減な体制(江沢民(上海閥)・李鵬(太子党)・朱容基(共青))では、
香港問題はそこまでセンシティブな問題では無かったはずだ。

ところが今の体制(習近平(太子党独裁))では共産主義のイデオロギーを政権の意志遂行のcenter of glavityにせざるを得なくなった。
それで香港の自治を許容できなくなったと。
変わったのは支那自身かと。

CG 支那共産党への政治的求心力
CC 党の軍隊・武装警察
CR 共産主義のイデオロギー
CV 国内・隣国における異質なイデオロギー(議会制民主主義)による民心動揺←アタック!
607JTAC
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2019/10/17(木) 20:32:38.41ID:t78UhHVq
サミュエル・ハンチントンが、確か「支那は一見、大陸国家に見えるが、本質は島嶼国に近い」と書いていました。

ユーラシアの東端に位置しますが、東と南は海、北は砂漠と荒野、西はヒマラヤ山脈に遮られ地理的に隔絶してると。
608JTAC
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2019/10/17(木) 20:59:59.29ID:t78UhHVq
戦史的に見ても、支那から外部、外部から支那への侵攻は少数精鋭の遠征軍で
兵站(もしくは現地調達)も含めたコンパクトな戦力パッケージを形成します。

支那側からの成功例は、漢の衛青、霍去病、魏の司馬懿、母丘倹、唐の李靖(李衛公)、明の鄭和。
いずれもコンパクトな遠征軍を編成しています。

逆に異民族の支那への侵攻も案外少数で、モンゴル帝国でさえも総兵力で10万。
遠征軍が3万を越えることはほぼなかったとされています。
609JTAC
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2019/10/17(木) 21:14:42.98ID:t78UhHVq
島嶼国である支那は、異質な文明である同じく島嶼国の日本(ハンチントンは日本を独自の文明と捉えていた)と「文明の衝突」を起こし、
ハンチントンの推測では、勢力的に劣る日本(文明)の運命にあまり肯定的ではなかった。
不愉快ですが。

しかし、まさか支那が日本をすっ飛ばして直接、アメリカの覇権に挑戦してくるとはw
これにはハンチントンもびっくりでしょう。

よくよく考えると、支那が擬似島嶼国として発展と覇権を追究するなら、アメリカのシステムを乗っ取るしかない。
アメリカがイギリスのを奪ったように。
理にかなっていると言えばかなっている。
遅まきながら、アメリカ(少なくとも外交・情報・軍事コミュニティ、たぶん経済コミュニティ)もやっと支那の釘バット自分を狙っているのに気づいた。
(トランプとトランプ支持者は微妙。)
610JTAC
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2019/10/17(木) 23:04:29.16ID:gjyqoxF1
ゲームチェンジを提案します。
経団連の「お友達」の支那工場よりも域内全体との「自由・民主主義」勢力とのアライアンス強化を提案します。
一応、某与党の党名は「自由民主党」でしたよね?

「支那の巨大市場」と言いますが、所詮は閉鎖された擬似島嶼市場。
一定のパイを食い潰しているだけで、先方はその気になれば小指で「経団連のお友達」の工場も接収できます。
習近平に公正を期待できるもんかw

域内の自由・民主主義勢力とのアライアンスに新たな経済の広がりを見る。
今は小さくとも、真のイノベーションが成されるなら擬似島嶼の支那市場など問題ではありません。

錦旗(自由・民主主義)を掲げよ。
611JTAC
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2019/10/17(木) 23:16:16.55ID:gjyqoxF1
我々から見て、支那の習近平独裁政権は不快です。
我々以外にとっても蔭日向なく不快なんです。

一見、力が強そうでも、やること成すこと水面下で軋轢を起し反対勢力を量産しています。
それらの勢力と丹念にアライアンスを結んでいくことです。
日を追うにつれ、ブルーフォースが強大になっていくでしょう。
習近平の不快さは折り紙つきです。香港の事例でよーーく分かります。

幸い、南朝鮮はレッドチームに入りました。本質的に彼らは自由・民主主義ではないのでしょう。
「あの国のあの法則」によれば「勝った!」て感じですね。
常に「負け組」を選択する独特の嗅覚はあなどれません。
是非、志を全うして欲しいものです。
612JTAC
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2019/10/17(木) 23:40:33.68ID:gjyqoxF1
プロイセン・ドイツ兵学改革派、シャルンホルスト、グナイゼナウ、クラウゼヴィッツ、
モルトケは「戦争屋」ですが、筋金入の「自由主義者」でもあります。
だから、専制的な保守派に睨まれて平時には左遷されます。
その代わり、戦時にはその「思想」こそが兵器として絶大な破壊力を発揮します。

戦争の神は、錦旗を掲げる我が方に莞爾と微笑んでいます。
613JTAC
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2019/10/18(金) 19:24:47.50ID:3mUSBE1m
自衛隊部隊ホルムズ独自派遣を検討、菅氏が表明

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20191018-OYT1T50249/

半年遅いですね。

我が方のstrategicなcenter of glavityの一つがホルムズ海峡なのですが。
COGは日本国内にあるとは限りません。

タンカーを攻撃されるまで放置しておくなら政治家必要ありません。
敵の行動に追随するだけなら素人でもできます。

「政治家」とは自分自身で何ができるわけでなし。
「少しだけ」一般人よりも先が見えて、必要な政策アライアンス構築ができるからこそ存在価値があるのでは?
614JTAC
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2019/10/18(金) 19:37:06.57ID:3mUSBE1m
それでも、「また」菅官房長官ですね。
リスキーな外交的決断は全て官房長官マターのようですが。
外務省、空気みたいやな。

これほどcritical thinkingができない組織もない。
taskはやってもmissionの自覚がまるでない。

潰して内閣官房直轄ありやな。だって今の仕事のやり方がそうでしょ。
外務省+内閣官房→国務省(内閣官房長官→国務大臣)でどや?
アメリカナイズされてすっきりするでしょw
2019/10/18(金) 19:50:16.59ID:3mUSBE1m
国家戦略≒外交≒国家目的に合致する同盟の構築という機能に鑑みれば、米国の「国務省」という名称はい言えて妙ですね。
大統領が横死した場合の権限継承順も、副大統領(上院議長兼務)、下院議長、上院仮議長、国務長官の順で
選挙の洗礼を受けていない行政官僚の中ではトップ。
616JTAC
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2019/10/18(金) 20:00:48.39ID:3mUSBE1m
ただし、シークレットサービスが以前は財務省、今は国土安全保障省の管轄。
日本の内閣官房の仕事はいくつかの省庁に権限分散されてるとも言える。
上手くできてます。
2019/10/22(火) 00:00:23.20ID:TMLhfuhK
日本国民にさらに警告を、中国の軍事的脅威が増大−米軍当局者
ttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-21/PZPMT9DWLU6I01?srnd=cojp-v2-overseas
618JTAC
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2019/10/22(火) 15:01:49.92ID:Fw73MUub
プロージット!今上陛下の御代の永からんことを!

そして本日の休暇にw
619JTAC
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2019/10/22(火) 15:10:22.63ID:ECXn+IR6
立憲君主制は国家戦略(≒同盟)上、無茶苦茶有利です。
廃止してしまった国はお気の毒ですね。

https://madamefigaro.jp/upload-files/le-prince-george-grand-adepte-du-short-fairford-le-08072016.jpg
620JTAC
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2019/10/22(火) 15:22:53.32ID:ECXn+IR6
皇室や王室が無いと、外交でタレイランやメッテルニヒが暗躍するサロン文化が成立しようが無い。
ルトワック曰く「アメリカの国家戦略上の弱点はサロン文化が無いことだ」と。

サラリーマンなら「欠席裁判」って言葉は分かると思いますが、
なにがしかの会合があって不用意に欠席を重ねると、孤立していつの間にか「反○○同盟」ができる。
自然の流れです。
621JTAC
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2019/10/22(火) 19:48:04.09ID:8jjDjt3X
「敵を知る」というのは大事なことです。
現代ロシア、現代支那の兵学思想は、やはり旧ソ連の兵学思想の亜流。

旧ソ連の兵学思想の努めて簡単な解題を試みます。
ネタ本は"Soviet military operational art in pursuit of deep battle"。
著者はデビット・M・グランツ大佐、1991年。
フォート・レブンワース諸兵科共同センターのソ連軍研究の泰斗。

基本的に個人の著書だと思われますが、カール・ヴォノ陸軍参謀総長の推薦がついています。
限りなく当時のアメリカ軍の公式見解に近い。
今ならまだAmazonで手に入ります。
622JTAC
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2019/10/22(火) 20:13:07.01ID:8jjDjt3X
ウォーゲームでOPFORと戦い、深く敵の思考に入り込み、編成装備に通暁してくると「ある種」の「ソ連に対する憧れ」みたいな感情が沸いてくる。
麻疹みたいなものですが。
兵学思想の論理的一貫性の上で実に整った軍隊です。
(ただし、そもそも論から欠陥がありますが)

ある意味、無い無い尽くしの某貧乏軍隊の将校が指揮するOPFORは暴力的なまでに強い。
師団砲兵群の異様に緻密な移動弾幕に掩護されながら、これまた地雷処理ローラ付戦車が緻密なまでに支援され、
歩兵が地形を利用しながらダワイダワイと浸透してくると絶望感にうちひしがれます。

現物はたいがいウォトカを嗜みながら戦争やってるので、そこまでの緻密さは無い。
飲んで現れたカウンターパートを確かに見た。
まぁ、飲んでてもやることはやりますがね。

書評で「グランツはソ連軍を美化し過ぎ」と見かけます。
自分もややそう思います。
紙の上では「素晴らしく緻密で論理的な軍隊」ですが、
悲観的にならず、無形戦闘要素の「ウォトカ係数」をかけながら気楽に眺めましょう。
623JTAC
垢版 |
2019/10/22(火) 20:37:11.53ID:8jjDjt3X
当たり前ですが、ソ連は思想的な根源にマルクス・レーニン主義(ヘーゲル左派系)の「進化的な世界観」があります。
この点、「戦いの原則」のような固定的な世界観を持つ(当時の)西側とは既に異なっています。

マルクスレーニン主義の「必然的な資本主義に対する勝利」と「道徳的な優越」の中で資本主義国との戦争は必然的に発生し、
ソ連が勝利し世界は社会主義に「進化」します。
(やったね!(^o^)v)

ソ連兵学びおいては、戦争は必然的に発生しソ連が勝利する、これが「前提」です。
既に「西側的な価値観」では「戦略もへったくれも無い」ような気がしますが、
それは自分がブルジョワ主義に毒されているからでしょう。
624JTAC
垢版 |
2019/10/22(火) 20:53:08.70ID:8jjDjt3X
面白いのは、この時代既に「ドクトリン(教義)」という言葉に実に広い幅を与えています。
「officialな戦争の見方」として最上位概念に位置づけられています。
military scienceもmilitary artも全てmilitary doctrineに包含される下位概念です。

聞くところによると、資本主義に毒された帝国主義者どもは、
ようやく最近になってソ連のドクトリンの概念に追随(Army Doctirine Pubulication)してきたようです。
遅れた連中ですね。
625JTAC
垢版 |
2019/10/22(火) 21:17:52.75ID:8jjDjt3X
社会主義の最終的な勝利が前提であるソ連においては、
戦時は元より平時における外交、経済、情報、文化も全て社会主義の勝利に向けられた闘争行為と位置づけられ、
この闘争の在り方も「ドクトリン」に包含されています。

超限戦?ハイブリッド?
今さらですよね。
626JTAC
垢版 |
2019/10/22(火) 21:22:40.79ID:8jjDjt3X
ヤポンスキー立憲民主党の同志エダノは、全次元的な闘争を「エダノドクトリン」と呼称してるようですね。
同志エダノは実によく社会主義における闘争を理解している。
レーニン勲章の受賞も近い。
627JTAC
垢版 |
2019/10/22(火) 21:50:25.48ID:8jjDjt3X
スヴェーチンの作戦術の研究成果により、ソ連ではWW2前に戦略-作戦-戦術という「戦争の階層構造」が確立されました。
この普及度はほぼ全将校レベルです。

ただし「社会主義の勝利」という前提をかまされてるので「戦略次元」での選択肢は多くは無い。
同志スターリンのような怪物を別にすれば「戦略における必殺奥義」の「同盟」はあまり機能しない。
「社会主義に体制を変換した友人達(衛星国ともいう)」と「資本主義の豚ども」の二元論ですね。
グランツの記述でも「戦略」の節は薄うございます
628JTAC
垢版 |
2019/10/22(火) 22:03:52.47ID:8jjDjt3X
ソ連の「戦略」の特色は、直接敵と戦う"front"と戦争を支える"rear"の確立です。
ご存じ世界最大の大陸国家なので、前提条件として世界最大の"strqregic rear"を囲いこんでいます。

この"世界最大のstrqregic rear"から繰り出される圧力で敵を追い詰めていけば、必然的に戦争に勝利します。

後方の概念は、当然、他国にもあったわけですが、「全てのstrqregic rearが全機能を上げて戦争を支える」という割り切りの点で社会主義のソ連には一日の利があったようです。

さらに社会主義の同志パルチザンによる敵strqregic rearの擾乱や後述のdeep operationにより敵operational rearを潰していけば、より効率的に社会主義の勝利が達成sqれます。
2019/10/23(水) 12:04:45.56ID:l0wQBtz0
>627
>「戦略における必殺奥義」の「同盟」はあまり機能しない。

中東におけるソ連の影響力をお忘れか?
さらに西側内における共産革命を誘導し「同盟国化」を行うのである。

>「社会主義に体制を変換した友人達(衛星国ともいう)」

これを能動的に作っていくのと、去就のあやふやな同盟国を増やすのと、どちらが強固か?

というソ連的視点も忘れないで欲しい。
さらには、当グランツ本は、作戦次元に焦点をあてているので、当然、戦略と戦術は薄い
グランツは、本書の他に、戦術面を中心とする
「The Soviet Conduct of Tactical Maneuver-Spearhead of Offensive」
を書いています。

こちらは前作が作戦術における戦略-作戦の隣接部を焦点としており、こちらは作戦-戦術の隣接部を中心とする
2019/10/23(水) 12:12:00.10ID:l0wQBtz0
ソ連の戦略面については
「ソ連軍 思想・機構・実力」ハリエット・F・スコット/ウィリアム・F・スコット(時事通信社)
ソ連側の発表、記事、書籍をベースに解説しているソ連としての公式見解をまとめたものとして良い
読め

後は米国防総省が
「SOVIET TOTAL WAR」
を出していたので、これも読むといい
(ただし、こちらは多分に誤解を含む)
631JTAC
垢版 |
2019/10/23(水) 19:07:59.75ID:jJIEExRz
>>629
>これを能動的に作っていくのと、去就のあやふやな同盟国を増やすのと、どちらが強固か?

ここはルトワック混ぜてます。
ルトワックのソ連敗北要因の分析は「真に頼りになる同盟国確保の失敗」としています。
60年代くらいにはWARPACはソ連以外の軍事力はボロボロになっていきます。
632JTAC
垢版 |
2019/10/23(水) 22:16:32.90ID:jJIEExRz
ソ連兵学の次なる階層、作戦次元、作戦術はなんと言っても規模と空間への対応です。
ソ連できたてのCivil warの段階で1000kmの戦線を抱えてる。
兵力も100万単位です。

これ
633JTAC
垢版 |
2019/10/23(水) 22:20:09.81ID:jJIEExRz
ソ連の場合、戦争を「戦闘(battle)の累積」と考える方がそもそも無理です。
規模と空間の広大さとソ連作戦術を切り離して考え方が無理があります。
634JTAC
垢版 |
2019/10/23(水) 22:29:37.73ID:jJIEExRz
戦史的にソ連が作戦術で扱うのは方面軍(front)と軍(army)です。
軍団(corp)、師団(division)の運用は戦術として扱います。

ざっくりで方面軍は200km、軍は100km四方の土地で作戦し、攻勢作戦においてそれぐらいの土地を奪うことを期待されています。

方面軍を束ねる「戦域」(TVD)となると、大陸そのもののサイズになり、戦域軍の根本的使命は当該大陸の帝国主義者どもを一掃し、
大陸そのものに社会主義の福音(エバンゲリオン)をもたらすことを期待されています。
635JTAC
垢版 |
2019/10/23(水) 22:48:27.23ID:jJIEExRz
TVDやfrontに相当する作戦序列を今でも採用するロシアと支那。
彼らとの究極的な政治的妥協が無理なこと、分かると思います。先方のドクトリンから。

「中国様との関係正常化」「プーチン大統領との個人的な関係による領土問題の解決」

馬鹿かと。本当に馬鹿かと。
先方は一時的な「手段(means)」として和平を採用してもend stateやwayは変わりません。
ドクトリンが変更されない限り。
「使えない間諜(スパイ)」だと笑われてるんですがね。
日本国民としても力なく苦笑するのみです。
636JTAC
垢版 |
2019/10/24(木) 01:08:30.18ID:Si0JSd0h
Civil warに勝利したソ連共産党ですが、干渉戦争に引き続き攻めこんだポーランドで
ワルシャワ前面の防御地域への攻勢で大敗北を喫します。

大規模化した戦争ではやみくもにtactical zoneを攻めても効果が薄い。
同時にoperationalなrear area(deep area)を叩き潰してこそ戦争に勝利することができる。
deep areaを潰すにはそこに攻め込むと同時に火力の優越を握らなければならない。

これを実現するため、1920年代に連続作戦理論(successive oprational theory)、
1930年代に縦深戦闘(theory of deep battle)、縦深作戦理論(theory of deep operation)、
1943年に火力攻勢(artilly offensive)、航空攻勢(air offensive)と教義化されていきます。

ソ連の作戦術は1960年代の1960年の「軍事革命」(核戦争理論)のときに一時衰退しますが
その後1970年代に、再びソ連兵学のcritical topicとして復活します。
637JTAC
垢版 |
2019/10/25(金) 07:17:54.37ID:UsWx5wby
1941年のナチスドイツの侵攻の際、同志スターリンのトハチェフスキー派の粛清により作戦術を教義ごと喪失しいたソ連は大敗を喫しますが
大戦を通じた旧トハチェフスキー派の復権と並行してOperational Maneuver Force(OMF)の規模が徐々に大きくなります。

1943年には方面軍(front)内についに「戦車軍(Tank Army)」が登場し作戦次元における主導権を奪回します。

そして、やがて・・・・というのがグランツの描くソ連作戦術のアウトラインです。
638JTAC
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2019/10/25(金) 07:34:46.93ID:UsWx5wby
一方でトハチェフスキー派のthe theory of deep Operationaは、それ自体重大な問題を孕んでいました。
最大単位の方面軍(front)次元での防勢作戦(defensive operation)の教義がそもそも「無い」。存在しない。
軍(army)以下はありましたが。

1941年にヒステリックに攻勢を強要して、まとめて包囲ポケットはまりこんでいったのにはトハチェフスキー派の教義自体にも責任がありました。
これは1941年の冬季、1942年の夏季の苦しい防勢作戦通して徐々に是正され
防勢においても縦深を活用した作戦が実践されます。
639JTAC
垢版 |
2019/10/25(金) 18:12:24.92ID:I/5DpiG3
ペンス米副大統領が対中演説 尖閣諸島での「挑発行為」批判

https://www.sankei.com/smp/world/news/191025/wor1910250009-s1.html

ペンス演説、二発目きました。
前回は米国の戦略的メッセージを完全に見落とした。
勉強になります。

今回のも、文面をよーく見ると恐ろしいほど強硬です。
「習近平政権(あるいは共産党)のレジームチェンジ」までは踏み込んだも同然。
一応、逃げ道は与えてますが、習はもうその道はあるけない。
640JTAC
垢版 |
2019/10/25(金) 18:22:45.81ID:I/5DpiG3
風雲急を告げる太平洋戦域で、習近平の国賓訪問を懇願してる阿呆な国があるという。
みわめて身近に。
目先の株価ですかね。ばかな。

国家戦略上、「同盟」というスコアボードを基準にアクションを考察すると大火傷はしない。
自国の存立を担保してる「同盟」を脅かす政策はどこかが間違っています。
ややリップサービス入っているかもしれませんが、ペンスはわざわざ尖閣にまで言及してくれてます。
641JTAC
垢版 |
2019/10/25(金) 20:29:38.90ID:rGD1U7CH
1945年。大祖国戦争最終年度。ソ連の作戦術は絶頂期を迎えました。

方面軍の攻勢作戦では、四つの軍が第1梯団として攻勢に出て敵のtactical zoneに穴を開けます。
敵が縦深に防御地域を設けている場合はさらに第2梯団の1-2個軍が攻勢に出て突破口を拡張します。

敵のoprational rear aeeaが露出したらOperational Maneuver Forceの出番です。
1-2個の戦車軍で構成されるOMFは敵の後方地域を蹂躙し目標線まで前進を続行します。
前進速度は一般軍で1日20-30km、戦車軍で1日30-50km。方面軍の攻勢は深さ500kmまで及びます。

さらに、この最終段階では、複数の方面軍による協同攻勢作戦にも習熟し、二つの方面軍による両翼包囲により巨大な包囲ポケットを作れるようになりました。
642JTAC
垢版 |
2019/10/25(金) 21:07:01.70ID:rGD1U7CH
同じく1945年。この年はソ連軍受難の年でもあります。
ドイツ深奥部に侵攻するにつれ、ロシア、ポーランドのステップからドイツの森林・市街地に地形が変り、
これを巧みに利用したドイツ軍の防御戦術の前に深刻な大損害を被りました。

ドイツとの戦争には勝ちましたが、新たな敵、米英との冷戦が始りました。
森林、市街地に富んだドイツの地形に当時のソ連の教義が適してないのは明白。
同志スターリンの決断は思い切った陸軍のダウンサイジング。
方面軍を4個狙撃兵軍に削減。戦車軍を廃止し、代わりにより歩戦のバランスが取れた機械化軍を新編しました。
643JTAC
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2019/10/25(金) 21:23:41.30ID:rGD1U7CH
1953年。同志スターリンが亡くなりました。おそらく、きっと、多分、自然死ということになっています。
これにより、ソ連の軍事戦略は核戦略へとシフトしていきます。

スターリンという怪物政治家。冷酷残忍ですが国家戦略のセンスもあります。
晩年は、どうも東西ドイツを統一させ干渉地帯にしてしまう必殺技まで検討していたようです。
これが実現していたら、ひょっとしたら、ソ連は崩壊せず生き残ったかもしれません。

後継者はフルシチョフ他真面目に共産主義の勝利を信じている模範的な共産主義者が多く、
デタントを挟みつつも核戦略も交えた尖鋭な東西冷戦が続くのです。
644JTAC
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2019/10/25(金) 21:49:02.27ID:rGD1U7CH
ジューコフ・リフォームをRevolution of military affair(RMA、核戦略)に入れるかどうか
グランツの文献でも入れるやつ入れてない奴があります。

核戦争をかなり意識しており、全軍を装甲化しています。
今なお西側の軍事関係者の頭を悩ますソ連の「諸兵科軍(CAA)」の登場です。
装甲化しつつも第1梯隊、第2梯隊で上手くハイローミックスしており、
機械化・装甲化して高速な進撃速度を達成しつつ、下車歩兵の規模も確保しています。
さらに、戦車軍(Operational maneuver force)も復活。
西ドイツ防衛に大いなる脅威を与えました。

が、ジューコフはフルシチョフによって失脚。またまたソ連作戦術リセットのお時間です。
理由は色々あるでしょう。
究極的にはジューコフリフォームは高い(高額)。
核兵器もあり、高額で巨大な諸兵科軍を揃えるのが負担を感じるようになった。

「狡兔走狗煮らる」
2019/10/29(火) 21:12:04.88ID:66/JRI0t
ジューコフ失脚後、フルシチョフの茶坊主・ソコロフスキーが教義の主導権を握り
ソ連のRMAはかなり核偏重の極端なものになりました。

核兵器と通常兵器の地位が逆転し基本的には核で敵を打撃します。
従来の梯団による攻勢概念が稀薄になり、先頭の第1梯団最前列に戦車軍がいます。
これで核が明けた穴を貫通し縦深地域に攻めこみます。
諸兵科軍はその脇を固めます。

これで放射能汚染地域も含めて800kmを疾走しパリを目指します。
何とも勇壮豪快な作戦教義です。
646JTAC
垢版 |
2019/10/29(火) 22:34:45.60ID:CnPVAQjL
またまたルトワックねたですが、フルシチョフ時代のソ連の核戦略は「戦略核」については「ブラフ」でした。
実態としてICBMは一桁台。核戦略爆撃機も一握りでした。
(手札は3のワンペア)
ルトワックの表現では「ムッソリーニ以来の武力誘導実践の成功者」。
本家ムッソリーニの方はよせばいいのにフランスや北アフリカに攻めこんで大敗し化けの皮が剥がれましたが、
ソ連の核ブラフはその後、三十年以上も機能した。
ソ連RMAは、情報作戦(information operation)の壮大なまでの成功例です。

フルシチョフのようなソフトパワー(経済等)を重視する比較的理性的な指導者の元では、
ソ連は「相互確証破壊」のような自滅的戦略は取りがたい(少数のICBMによる最低限の抑止に留める)という傾向は参考になります。
後のゴルバチョフの出現も突然変異では無いと。

(そうは言っても、フルシチョフもスターリングラードで血も涙も無い酷薄な戦争指導をした冷酷残忍な政治将校あがりですがね。)
647JTAC
垢版 |
2019/10/31(木) 06:29:47.71ID:T8ieZCg3
フルシチョフ失脚後も60年代は核戦略主体のRMAは継続されましたが、70年代にさしかかりソ連もハタと気づきました。
「核戦略を追求してもマルクス・レーニン主義の政治目的達成に何も寄与しないじゃん?」と。

軍事戦略が政治目的に寄与するとはいかなることか?
この時期、大祖国戦争の戦史研究が盛んに行われ、さらにそれ以前のトハチェフスキー派の縦深作戦理論(deep operation)もサルベージがなされました。
またまた邪な作戦術を弄ぶ機運が高まってきました。
648JTAC
垢版 |
2019/10/31(木) 06:40:20.37ID:T8ieZCg3
資本主義者どもの核兵器の脅威下での作戦機動(operational maneuver)はどうあるべきか?(unti-nuclear-maneuver)

ついに来ましたw
Operational maneuver Group(OMG)の登場です。
この概念はソ連兵学史上重要です。その後の90年代の西側のエレクトロニクス優勢軍との戦い、また現代ロシア軍への影響も極めて強い。
649JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 01:23:09.76ID:JUJYvsZl
OMGの使命は、敵の核システムもしくは使用を決断する政経中枢を破壊することです。
OMGにより核の均衡を崩すことにより、ソ連は容赦なく欧州に核攻撃をお見舞いして壊滅させることができます。
(結局、使うんかいw)

一昔前は第2梯団やmobile groupで「空間」的にoperational deep areaを目指しましたが、
OMGは「時間」に活路を見出だします。敵に先んじて動員(mobilization)を完了し、
敵の防御準備未完に乗じて第1梯団の諸兵科軍と協同しつつ嫡tactocal zoneを抜けて目標を目指します。

「我が軍の将兵はアルプスにスキーになど出かけておりません。即時動員を進言します。同志!」
650JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 01:32:28.77ID:JUJYvsZl
OMGは、基本的に方面軍(front)隷下の戦車軍(Tank army)で構成されますが、グランツの表現では"tailored"(仕立てのよい)な部隊とされています。
多分、戦況に応じて柔軟に必要な部隊をアタッチする(服のように着こなす)くらいの意味でしょう。

operational deep areaに突き抜けたならば、multi-axesに敵の核システム他重心を多方向で脅かし敵のC4Iを麻痺させます。
651JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 01:40:36.71ID:JUJYvsZl
OMGの勃興とともに、従来の作戦的な第2梯団の比重は低下します。
何せ敵が核使用を決断するまでに決着をつける急ぐ作戦なので、モスクワ付近から動員される部隊もある第2梯団は間に合いません。
また、資本主義者どもの精密誘導兵器やAir-Land-Battleの目標にもなってしまいます。

この時代の第2梯団は作戦次元というより戦略次元(2nd strategic echelon)の意味合いに変り、
OMG及び第1梯団がしくじった場合の予備の意味が強い。
最後の一押しか防勢転移に使用します。
652JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 01:49:46.43ID:JUJYvsZl
第2梯団に替り、高速かつ広域にOMGを支援するものとして空中強襲部隊(AH・ヘリボン)、
特殊作戦部隊(スペツナッズ)、沿海部では海軍歩兵部隊が整備されました。
特に大規模な空中強襲部隊の教義は、西側のAir-Land-battleをひっくり返しLand-Air-battleなどと呼ばれています。
653JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 02:04:13.73ID:JUJYvsZl
ソ連はOMGによるunti-neuclear-maneuverでは作戦計画の立案、修正は極めて短時間で主なう必要があると認識していました。
この迅速・複雑なoperationを完遂する方法論が「サイバネティック」であると。
単純化すれば、OMGを運用して戦争に勝つ方法輪が「サイバー戦」であると。

この考え方は、「サイバー戦をハッキングのことだと勘違い」している日本よりは数段健全だと思う。
本質は「サイバネティック」の「相対的な使用の優勢」により戦争に勝つことです。
間違っても国防費でマイクロフトのパッチに使役されることではありません。
大丈夫か?安倍晋三?
2019/11/01(金) 02:06:05.19ID:KzAz2Yuo
現代戦略思想の系譜の斜め読み終わった、疲れたよ
この本を要約すると概ね2016年出版の用兵思想史入門だけど
作戦の概念について掴み切れてないような引っ掛かる部分が多いしまだ研究途上な雰囲気だった
湾岸戦争の成功とイラク戦争で直面した事後問題が理解に大きな影響を及ぼしてるんやなって

ただ湾岸戦争の成功に必要な理解はこの時点で揃ってたように見えた
2019/11/01(金) 02:06:31.15ID:JUJYvsZl
米国防総省大型クラウド「JEDI」 契約はMSのAzureに、アマゾンAWS敗れる

https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/technology/2019/10/jedimsazureaws.php?page=1

苦笑いしか出ません。
サイバー戦。本当にやる気あります?
656JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 02:10:17.77ID:JUJYvsZl
>>654
関係者が死んでからですね。
WW2でも、やっとです。

将軍クラスが死に絶えないと下っ端が口を開かない。
2019/11/01(金) 02:26:49.93ID:KzAz2Yuo
そういえば86年時点ではかなり登場人物が生きてるな、ソ連とそれ系の勢力も含めて
本の成り立ちの背景だけで三杯はいけそう
2019/11/01(金) 15:19:53.77ID:0ZiMGIcU
>650
注意
OMGは正面軍(Front)と、軍(Army)それぞれに編成される可能性があります。
編制ではなく、編成ね。

そして正面軍OMGは貴官の書いた用に戦略的任務を与えられます。
(戦略と作戦の重複領域)

そして軍OMGは、戦術的任務を与えられます。
(作戦と戦術の重複領域)
2019/11/01(金) 15:30:20.71ID:0ZiMGIcU
>654
お疲れ
でも読んだかいもあったはず。
あの本は用兵思想史入門(2016)のタネ本のひとつと思われます。
(というか、片岡ゼミ使用のテキストのひとつという話を聞いた事がある)

>作戦の概念について掴み切れてないような引っ掛かる部分が多い

そりゃそうだ
これらの研究の結果が西側の作戦次元の理解につながるのですから。
その初期研究の集大成。先行研究としての基本としての性格があります。

逆にいうと、西側の作戦次元の理解について、この本の内容が基礎になっていると思っても過言ではないかも・・・
660JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 20:13:28.44ID:i0k9V46W
ピーター・バレットは、マイケル・ハワードのロンドン・キングス・カレッジ(初めて「戦争学部」をこさえた大学)の弟子(ドクター生)で、
クラウゼヴィッツの"On War"の英訳をマイケル・ハワードと共著。
ネオ・クラウゼヴィッツ派の基盤ですね。

まだ、存命なんですね?
(勝手に殺すな)
100歳近いはずだ。
661JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 20:23:16.25ID:i0k9V46W
この世代のクラウゼヴィッツ派は、戦争の「パタイム・シフト」を重視し欧州兵学の台頭を鮮やかに描きます。

ところが、これを突き詰めていくと将来的には「欧州の没落」という恐るべき結論に行き着く。(欧州外の台頭、核)
欧州の戦略的先行きにあまり楽観的な見通しを描けなかった。
そのメランコリーが筆に現れています。
(バレットはドイツ系アメリカ人のようですが。)
662JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 20:30:42.68ID:i0k9V46W
この後、核戦略派が出てきて西側の兵学をグチャグチャに破壊しますが、
その混乱の火中からエドワード某、コリン某の新たな、そして吹っ切れた次世代クラウゼヴィッツ派が出てきます。

が、彼らもハワード、バレットをバリバリ引用していて、その基盤の上に伽藍を築いた。
663JTAC
垢版 |
2019/11/01(金) 22:53:25.77ID:9TEe8bxD
とはいえ、立場は違えどコリン・グレイもバーナード・ブロディやハーマン・カーンの人格・姿勢を絶賛しています。

特にハーマン・カーン(ハドソン研究所の創始者)は「博士の異常な愛情」のモデルと言われている。
グレイの「カーンに兵学のプロ精神を学んだ」というのは意外に候。
2019/11/01(金) 23:02:28.78ID:9TEe8bxD
西側の所謂「作戦術(operational art)」のリバイバルはルトワックからだと。
(これについては本人は謙遜的)
ルトワックはソ連戦略の論文も有名なやつがあるようです。
(未入手ですが)

未確認情報ですが、イスラエル軍従軍時代に戦車大隊長の経歴もあるとか。
これが本当なら悪筆も頷ける。基本、この兵科は短気なので。
665JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 16:46:27.44ID:f7pUNMUC
>>658
>(作戦と戦術の重複領域)

現代Operational artではもう少し整理されて、"Shapeing operation"として作戦次元の概念となるでしょう。
666JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 16:53:59.12ID:f7pUNMUC
>>658
>軍OMGは、戦術的任務を与えられます。

これは、かなり不穏当な話で、軍(army)で"anti-neuclear-maneuver"を敢行して、
敵のtactical neuclear weapon systemを破壊する。
裏を返せば自分達が「戦術核」を使うということを言ってるのではないかと。

あくまで、あ・く・ま・で「戦術核」ですよ、と。
「先っちょだけならO.K.」理論。
667JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 17:08:40.02ID:f7pUNMUC
この時期、西ドイツの再軍備が進み、かつてのSS装甲師団と見紛う装甲擲弾兵師団や
やけにティーガーを彷彿させるような「レオパルド・ツヴァイ」なんて戦車も出現し始める。
ソ連軍が懸命に研究してた大祖国戦争史の相場感ではSS装甲師団と遭遇戦やった日にはソ連側は軍団単位で消滅する。

当時、東ドイツ駐留ソ連軍の司令官・ロトミストロフはOMG理論の中心人物の一人。
その彼がかつて指揮した第5親衛戦車「軍」は、プロホロフカでハウサーのSS装甲「軍団」と戦いどうにかparityでした。
ところが、今(1980年代)面前にSS装甲師団みたいなのが十個もいる。
「戦術核」への誘惑は感じていたでしょうね。
668JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 17:25:19.96ID:f7pUNMUC
「戦術核」ならばソ連本国を危険にさらさず(多分)、西ドイツ軍の防御に穴をあけられる。
だが、西ドイツの戦場に近い地域、アメリカ空軍の阻止攻撃の対象となるポーランドはどうなる?
アメリカ軍のAir-Land-battleの反攻に直面するチェコはどうなる?
当然、西側の戦術核オネストジョンの斉射他を浴び、全土が火の海になります。
そういう戦略をソ連は平然ととろうとしてる。

レフ・ヴァウェンサがアップを始めました。
国家戦略レベルでのWARPAC崩壊の始りです。
この時代の核と通常兵器と国家戦略の関係は、我々日本の対朝鮮・対支那戦略を考えるうえでも大いに参考になる。
669JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 21:31:08.83ID:MwAg59ZQ
ポーランドが一番反抗的だったようですが、これは無理もない。
ポーランド回廊がソ連本国からドイツへの兵站ラインのチョークポイントなので、戦術核レベルで始まったら一番先に狙われる。

さらに、ポーランド軍自体もWARPACの一員としてハノーヴァーのイギリス軍、デンマーク軍に突っかかっていきますが海から近い。
アメリカ海軍空母機動部隊の戦術核をたらふく浴びることになります。
670JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 21:37:25.60ID:MwAg59ZQ
チェコ(ボヘミア)は歴史的にドイツ人への警戒感も強いんで当初はわりとソ連寄りだったのですが、
米国のオネストジョンに対抗するためチェコに配置された戦術核の使用権をソ連がくれない。
戦術核の使用が始まれば、ドイツ南部に駐留してるアメリカ軍に一方的に蹂躙されます。

それで、ジワジワと不信感がたまっていきます。
やがて「プラハの春」事件も起きます。
671JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 21:44:59.07ID:MwAg59ZQ
東ドイツは駐留ソ連他にガッツリ統制されており、優等生としてソ連に強力します。

が、今から考えれば国民心理的に凄まじい不信を抱えていたぼでしょうね。
戦術核の打ち合いが始まれば最大の被害者です。

1989年。ちょっとした事件から、あっという間にベルリンの壁が崩壊したのはご存じの通りです。
672JTAC
垢版 |
2019/11/02(土) 21:55:59.43ID:MwAg59ZQ
西側の西ドイツも、当然、戦術核に止めドイツを犠牲にし全面核戦争を防ぐ・・・というシナリオに凄まじい不信感を持っています。
さらに、NATOと言っても実際にソ連と対峙してるのは西ドイツ軍が大半です。
このため、アデナウアー政権のときから何度も「中立」に舵を切ろうとしました。

これを何とかNATOに繋ぎ止めたのはアメリカの「通常戦力でドイツ守る」という確固たる決意と、
万々一、ソ連が戦術核を使ったら、パーシング(中距離核)でモスクワを吹き飛ばすというエスカレーションを辞さない戦略です。

それが国家戦略レベル(同盟)で機能し、崩壊するWARPACに比してNATOは勝ち残りました。
これも、我々日本の現代の戦略策定の参考になると思う。
673JTAC
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2019/11/02(土) 21:58:41.03ID:MwAg59ZQ
フランス?
そんな奴いたっけ?

確か社会主義政権(ミッテラン)でしたね?
674JTAC
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2019/11/02(土) 22:11:35.89ID:MwAg59ZQ
日本の北海道防衛も、オホーツクの戦略ミサイル原潜へのプレッシャーという観点で
確かにグローバルウォーでのNATOの勝利に貢献しています。
これは本来、胸を張って良いことだと思うし、外交資産のはずですが、当の日本からして自覚が無い。

マルチドメインオペレーションで再びグローバルウォーに関与しそうですが・・・?
2019/11/02(土) 23:53:08.76ID:ujwHGqht
当時の極東でソ連に一番負担を強いてたのは中国だよね

もしソ連が中国へ向ける地上戦力をケチれてたらというIFの脅威は
現在の中国のシーパワー偏重によって主体がソ連から中国になることで実現しつつあると思うの
この場合、ロシアはオホーツク海側からプレッシャーを掛けてくる勢力で昔と攻勢・防勢が逆転してると考えられる
2019/11/03(日) 00:07:14.55ID:pAacLQBM
自分で書いてて気が付いたけど
日本の冷戦時代の北海道近辺の活動は西側勢力全体で見れば攻勢そのものだったのでは
677JTAC
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2019/11/04(月) 12:57:13.50ID:pwZ/IQUa
>>675
>ソ連に一番負担を強いてたのは中国

答は"Yes"でもあり"No"でもある。

"Yes"の立場では、60年代以降、イデオロギー上の亀裂もありソ連は明らかに欧州と支那の二正面作戦を意識してます。
確かに戦略次元の資源配分で凄まじい負担を強いられています。

"No"の立場としては、オフェンシブリアリズムの観点からソ連と支那の対立は「必然」であると。
陸軍国同士で国境も長く、今日でも絶望的に解決困難なウィグル問題と内モンゴル問題を国境地帯に抱えています。
リアリズムを越えた恒久的なソ連-支那のアライアンスなどそもそも無理と。
678JTAC
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2019/11/04(月) 13:07:07.31ID:pwZ/IQUa
何が言いたいかと言えば、冷戦時代のソ連封じこめのために、西側、特にアメリカと日本は支那共産党を温存する方向で戦略的な舵を切ってしまった。
経済支援も与えたし、WTOへの加盟も認めた。天安門事件も不問にした。
知財のルール違反も目を瞑った。李登輝の台湾も切り捨てた。
その結果、今日のインド洋・大平洋地域にアフリカ、中南米まで脅かす化け物を作ってしまった。
679JTAC
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2019/11/04(月) 13:13:34.15ID:pwZ/IQUa
さらに、今現在、支那と対立してるから今度はロシアと組む?
あまりに近視眼的。
自国周辺しか見ていない。

バランス・オブ・パワーの改善は何も支那とロシアを割ることだけではない。
より大きな戦略的包囲網を作るという考え方も十分あり得ると思います。
最終的な、「第二次冷戦後の望ましいEND STATE」はこっちだと思う。
680JTAC
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2019/11/04(月) 19:34:34.86ID:K9g2SVdm
ソ連はOMG理論下で、従来のmassで押し潰してくる戦い方(deep operation含めて)から
現代のshaping operationを併用し西側の軍事「システム」を撹乱して、
欧州主戦場でのdeceive operationの条件作為を図るようになりました。
特殊作戦しかり、情報作戦しかり、宇宙作戦しかり、電子戦しかり。

その中でもゴルシコフ率いるソ連海軍のnaval strategyによるshaping構想は西側をかなり狼狽させました。
アメリカ-欧州間の海上LOSをSSNで拒否しアメリカ海軍をその海域で釘つけ。
ソ連近傍のバレンツ海、黒海、オホーツク海を聖域化。
その中に戦略ミサイル原潜を遊させ、アメリカ本土への戦略核攻撃能力を確保します。(第2撃能力)

この時期、ソ連の水上艦艇が面白く、全て接頭語に「対潜」が着きます。
ほぼ全水上艦がASW作戦を遂行又は支援し「聖域」を守るために存在する。

○deceive operation、shaping operation、sustaining operationの一例

https://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-0/fig7-1.gif
681JTAC
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2019/11/04(月) 19:48:41.13ID:K9g2SVdm
ところが、老舗のアメリカ海軍の底力もあなどれません。
J.C.ワイリーの教え子達は
海上優勢が無い海域にもロサンゼルス級SSNで平時から土足で侵入し、
出港してくるソ連の戦略ミサイル原潜にべったりくっつくようになった。
しかも静粛で存在を感知することすら難しい。が、明らかに曳航ソナー圏内に潜みMk.46で狙っています。
この状況で開戦すれば、開戦直後にソ連の戦略原潜は壊滅する。

これの裏をかく方法が一つだけある。
沿海州、カムチャッカ、千島列島で囲まれたオホーツク海です。
ここを陸上から投射するASW機能も合わせて完全に聖域化する。
2019/11/04(月) 20:07:23.01ID:K9g2SVdm
>>676
>日本の冷戦時代の北海道近辺の活動は西側勢力全体で見れば攻勢そのも

shaping(SSBNのオホーツク展開)に対するshaping(ロサンゼルス級オホーツク潜入)の
そのまたshaping(北海道北部占領による宗谷海峡封鎖)に対するshaping(北海道死守!全軍砲声の方向に進め!(北方転地訓練)) というわけの分からん状況ですが
グローバルに見れば攻勢要素のある戦略の一部に参画してました。防勢作戦でw

これは、本来は名誉ある冷戦勝利への寄与ですが、日本の国内政治がおかしいので、自国民にすら全く認知されず。

現在の対支那戦略でも島嶼防衛といいつつもグローバルウォーにも大きく貢献すると思われる。
でも、今の親支那派のスパイだらけの政治からしてポジティブな事後評価は期待でききませんね。
現場は苦労してるんですがね。
683JTAC
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2019/11/04(月) 20:32:51.95ID:K9g2SVdm
OMGを運用するには平時の前方配置と戦時・準戦時の素早い推進補給(supply-push)が鍵になります。

某首相の好きな「プッシュ型」です。
本人、防衛力整備レベルでは足引っ張ることしかしませんが。
足を引っ張っていただいて、本当にありがとうございました。

この点、ロシアはOMGのころからsustaining operation、つまりは「作戦」と認識してる。
これはイワンにしては先進的。

そうです。deceive operation、shaping operationと並行的に遂行する「作戦」"sustaining operation"です。
maneuver warfareを敢行するには前線も後方もへったくれもありません。
「作戦」として、敵中突破してでもカメラーデンに弾薬、燃料を届け、負傷者を救護し、
破損装備を回収し、電波が届かなければバイクで駆け抜けてでも指揮通信を確保します。
それが、Sustaining operation。

「初まり」はクライスト装甲集団のツァイツラー参謀長の業績でしょうが、
教義として確立させたのは、残念ながらイワンですかね。
684JTAC
垢版 |
2019/11/04(月) 20:55:54.97ID:K9g2SVdm
「グデーリアン装甲軍団は直ちに停止せよ!」

「・・・ppp・p・・ノイ・・pp・・ノイズ・・・多し・・聞き取れ・・ず・・・別・・別命・・あるまで前進を・・・ppp・・・続行・・する・・・雑・・雑音多し・・・・ppp・・」
685JTAC
垢版 |
2019/11/04(月) 21:31:28.78ID:K9g2SVdm
「貴官はいったいどこにおるのだ!(*`Д´)ノ!!!」

「報告いたします。マイン・フューラー。小官はフランス-スイス国境に到達しました。」

「何だと?!そんな筈は無い!」

「間違いありません。小官はスイス国境の標識の横に立っております。」
2019/11/05(火) 10:00:35.40ID:ZlOMMkWN
>666
>これは、かなり不穏当な話で、軍(army)で"anti-neuclear-maneuver"を敢行して、
>敵のtactical neuclear weapon systemを破壊する。
>裏を返せば自分達が「戦術核」を使うということを言ってるのではないかと。

だから、それは戦略的任務を与えられる正面軍OMGの任務であり、軍OMGの任務ではない。
(核施設の奪取、破壊、戦略重心の奪取、後方兵站や戦略集積物資(例の米軍事前集積)及び、港湾、大型空港、軍レベル指揮組織の破砕など)
(たくさん目標があるが、大抵の場合、それらは複合的に重複し存在している)

軍OMGは作戦的に計画された従来形式の突破、包囲、後方遮断、における緊要地形の先取や敵増援の阻止、妨害といった戦術的任務に携わる。
2019/11/05(火) 10:02:35.88ID:ZlOMMkWN
正面軍OMGと軍OMGを混ぜるな危険
(ここを分けて理解するのは、作戦次元を理解するにも重要)
688JTAC
垢版 |
2019/11/05(火) 23:37:44.11ID:dY1hkwbR
>>687
ソ連のOperational artの対象は基本的に「方面軍」と「軍」。
Army operational maneuver groupの運用も基本的ににはoperational artの範疇です。

tacticalな任務を与えられる場合もあるようですが、最も望ましいのは"against an unprepared deffense"を一気に突破して敵operational rearを破壊することです。
優先目標は核装備部隊、電子戦部隊等です。

連続的な縦深攻勢、増援阻止、逆襲対処等々おとなしめな任務は"against fully prepared deffense"の場合に与えられると。

それに一番大事なのは方面軍隷下の各部隊の連携です。
これは強調されてます。
army operational maneuver groupの任務の核心的な部分はfront operational maneuver groupに対するshapingだと見ていいのではないか。
2019/11/05(火) 23:42:13.21ID:dY1hkwbR
「原則」的にソ連のtactics(戦術)は"corps(軍団)"と"division(師団)"を対象にしてる。
690JTAC
垢版 |
2019/11/06(水) 01:17:13.12ID:9q4pKiHQ
80年代後半から90年代にかけてのソ連軍では、コルバチョフのペレストロイカと並行して
「クラウゼヴィッツ・ルネサンス」が起きていました。
互いに精密誘導兵器を保有する状況では「防勢」が有利であると。
クラウゼヴィッツの防勢優位説がソ連にも受け入れられました。

互いに戦争準備を完了したpreparedな状態では「攻勢」が成立する余地は少ない。
奇襲し敵がunpreparedな状態でOMGが敵システムを破砕できる状態でないと「攻勢」が成立しない。
691JTAC
垢版 |
2019/11/06(水) 01:22:47.06ID:9q4pKiHQ
この時代に互いにPGMや核兵器によるA2/ADで対峙状態に陥ると見ていたのは先見之明がある。

これを破って攻勢をかけるには宇宙・サイバー・電子戦・情報戦による優勢の窓を作る。
現代のマルチドメインオペレーション近い発想をソ連はもっていた。
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