おすすめ記事 2019.12.23 WING
三菱航空機、M100ローンチに課題も
ベラミーCDO、「サプライヤーの説得必要」

 スペースジェットを開発中の三菱航空機の水谷久和
社長、アレックス・ベラミー最高開発責任者
(CDO)、そしてデイビッド・バロー海外営業部長が
12月20日、名古屋市内で記者会見に臨んだ。このな
かでベラミーCDOは、未だローンチすることができて
いない65席〜88席級のM100型機について、「サプ
ライヤーが我々のプログラムに参加するように説得し
なければならない」と話した。「(M90の開発に)時
間がかかっている現状を鑑みると、(サプライヤー
が)新規プログラムに参加しやすいかといえば、今の
ままでは難しい」とし、本来、本命であるはずの
M100のローンチには、サプライヤー問題をクリアに
することが必要との見方を示した。この問題をクリア
するために三石航空機としては、M90の開発・型式証
明取得プロセスを前進させていくことはもちろん、受
注数を増やすことによって、サプライヤーに確実に仕
事があるということを、証明していかなくてはならな
い。