>>659
イギリス艦隊は接近し過ぎて
- 俯角の付いた砲弾がまず海面を叩き、エネルギーを失った状態でビスマルクの舷側に
当たった。

- 浸水で傾斜し、角度が付いたビスマルクの装甲帯をほとんど貫通できなかった。
(艦体では320mm部分を貫通した16インチ砲弾2発と、145mm部分を貫通した14
インチ砲弾2発、合計4発のみ)

- 砲弾がビスマルクの水線下に当たらなかった。

といった要因が重なり、徒に2800発(うち16インチ砲弾380発、14インチ砲弾339発)
以上の砲弾(2800発の内、命中は300発から400発)を浪費した結果、KGVに座乗していた
本国艦隊司令、ジョン・トーヴィーが
「Cannot sink her with guns」(砲弾では沈められん)
「Any ships with torpedoes are to use them on Bismarck」(魚雷を積んでいる艦
は、それをビスマルクに使用せよ)
と指揮下の艦隊に打電する破目になってる。結局、乗組員の自沈工作とドーセットシャーの
魚雷がなければビスマルクは沈められなかった。せっかくロドネイを擁していても、使い方が
誤っていてはなあ……。てかドイツ海軍でさえ第一次大戦期から存在を知っていた水中弾を、
イギリス海軍が知らなかったわけでもあるまいにどうしてこうなった。