次に、何処かの掲示板でのセンセイのレスより
 
 
>返信-4 2005/2/17 (木) 22:28:23 - 兵頭二十八 - No.1108555362.4

 ところで、他国への干渉戦争が許される場合があります。これはすでにグロチウスの
時代から主張されてきましたから、なにも別宮暖朗サイトをぜんぶ読むにも及びませ
ん。
 要は、同じ地球人類として我慢ならない非人道的内政を実施中である政体に干渉戦争
を仕掛けることは正義であると、ふつうの近代人なら思う。

 あなたはグロチウスの意見に賛成ですか? 賛成できないとすれば、この先は読んで
もムダでしょう。

 ここで次のような不平を鳴らす人もいます。「サウド家はもっと腐敗してるじゃない
か。サウジアラビアはとんでもない専制国家じゃないか。サウジアラビアがOKで、イ
ラクが叩かれるのは不公平じゃないか」と。
 じつはサウジアラビアへの注意喚起も『発言者』連載コラムでまず小生が致したこと
です。

 イラクと戦争をしたばかりであるといういきがかりがあるのは米国です。湾岸戦争後
の中東に影響力を行使すべき責任のある大国は米国です。米国はサウジアラビアとは戦
争をしたことがなく、また戦争にはうったえずにサウジアラビアの暴走を制御する手段
をもっていると推定もされる。その米国がサウジアラビアを爆撃したり占領したりせず
に、まずイラクを爆撃したり占領したりしようと決心したのは、独立主権国家アメリカ
の政策選択の自由でしょう。
 
(以下、北朝鮮の事例も挙げての長文が続く)