で、まず
強襲揚陸艦については、ワスプ級やアメリカ級を上げているので、LHD/LHAを指しているものと思われます。
つまり航空甲板を持ったヘリ運用を前提。

で、ヘリ運用をする為に、艦はどう行動するでしょうか?
当然、ASMを避ける為に、水平線の向こう側からヘリを発艦させます。
距離的には50〜100Km前後ってところでしょうか?

当然、ヘリ発艦の際には低速航行です。

そしてヘリ揚陸作戦中、母艦は位置を変えられません。
(補足され敵ASMに撃たれる可能性の高い海域で、のろのろする訳にはいかないので)

そして、こんな沖合から揚陸艇やAAVの発進展開もありえませんね。
海岸まで何時間もかかってしまいます。
(そもそもAAV辿り着けるのか?)

では、どうするのか?
ドック型揚陸艦(LPD/LSD)が前に出て海岸に接近し揚陸艇やAAVを下すのです。

強襲揚陸艦がLCACやLSUを使うのは橋頭堡が出来てから。
逆にドック柄揚陸艦がヘリなどを使うのも、橋頭保が出来てから。

ここまでくれば、強襲揚陸艦(LHD/LHA)ばかり作っても無駄というのが判ると思います。
LPD/LPAとLPD/LSDは必要とされる機能、役割が全く違うのです。