何が一番IPCを下げるかというと分岐予測ミスのフラッシュおよびメモリ待ちなので、Ice Lakeはここの対策を徹底的に図ったプロセッサであると言えます。
IPCが高いプロセッサのクロックが上がらないというのは確かにあります。
これはパイプラインステージ段数の関係でこのバランスのとり方がアーキテクトの腕の見せ所です。
当然浅い方がIPCには良いのですが、プロセスの特性に過度に最適化するとクロックヘッドルームがまるでないという事になります。
深くすればヘッドルームは大きくなりますがIPCは下がります。
ここらのバランスをとりそこなったのが前者はCyrixなどのCPU群で後者はPentium4(Netburst)などとなります。