>>727
このエンジンは面白いね。
吸気を一次圧縮後に冷却し、二次圧縮後に加熱している。
しかも、タービンを一つスキップした位置にアフターバーナーを配置している。
戦車に搭載するには良好な冷間始動性を確保しなければならないが、
http://www.army-guide.com/eng/product2832.html
には、cold->>726
starting, instant power, multifuel capabilities の記述がある。

以下は憶測になるが、
冷間始動時には回すタービン(負荷)の少ないアフターバーナーを使い高エネルギー(高温)の排気で吸気を加熱するのだろう。
ターボシャフトは通常負荷変動の少なく、始動性を問われない用途がほとんどだが、戦車は違う。
APU運用で待ち伏せもあるだろうし、ディーゼルエンジンよりアイドリング燃料消費が大きいエンジンを常に回していたら作戦時間は極小となる。
だが、敵が現れれば即時に行動できる必要がある。
そこで、複雑なシステムと巨大な熱交換器を搭載してまで冷間始動性を優先したということだろう。
気化しにくい燃料にもアフターバーナーと熱交換器は有効かもしれない。