中国版の衛星測位システム「北斗」だ。
 2018年にサービスを開始したのだが、18年に一気に18基を発射し、19年6月末の衛星の稼働数が35基となって、GPSの31基を抜いた。
 これに対して、EUの衛星は22基、ロシア製は24基。インド製は6基、日本は4基にとどまる。
 これによって、関連ビジネスを中国企業が独占することになる。 
 測位衛星はミサイル誘導や軍隊の展開把握のために利用されるため、中国に主導権を奪われることへのアメリカの危機感は強い