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連合、「股裂き」選挙に苦悩=立・国確執、そがれる組織力【19参院選】 (時事通信 7/11)

参院選で、労働組合の全国組織である連合が苦しい立場に置かれている。
傘下の各産業別労組が立憲民主、国民民主両党の陣営に分かれた「股裂き」状態となっているためで、現場の組合員からは戸惑う
声が漏れている。
立憲、国民両党を含む4野党は、改選数1の1人区で候補者を一本化したものの、改選数2以上の一部選挙区では候補者が競合。
連合は「踏み絵」を迫られた格好だ。

立憲2人、国民1人が争う東京(改選数6)で、連合は3人とも推薦を見送った。
連合東京は「誰か1人をやるわけにいかない。等しく静観だ」(幹部)と距離を置いた。
静岡(改選数2)では、4選を目指す国民現職に立憲が新人をぶつけ、現職支援を決めていた連合が猛反発。
神津里季生会長はツイッターで「心底がっくりきた」と立憲執行部を批判した。

各候補への支援は事実上、構成組織の判断に委ねられたため、都道府県単位で統一行動が取りにくくなっている。
ある地方幹部は「どっちつかずになり、組織力を100%発揮できていない」と頭を抱える。
比例代表でも、組織内候補が立憲に官公労系など5人、国民に民間労組出身5人と真っ二つに分かれた。
神津氏は統一名簿の作成を呼び掛けたが、党勢拡大を優先する立憲に拒否された。

「民進党分裂から2年、神津執行部は何をしていたのか」。思うに任せぬ選挙戦に、連合内では執行部へのいら立ちが募る。
立憲内には「国民寄り」とされる首脳陣の刷新を期待する声がある。
参院選公示前日に神津氏の3期目続投が発表されたが、選挙戦の行方次第では責任論が浮上する可能性もありそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190711-00000054-jij-pol