>>841
まーその辺をもう少し好意的に解釈すると、既存の子供向けアニメで描かれる愛や正義や友情なんか
価値観も倫理観も全く異なる宇宙人相手には何の意味も無いし、ましてやガイゾッグは有害な知生体を
自動的に刈り取るバーサーカー的存在なのだから、対話や共存の余地など最初からありません。

だから地球側も互いの全存在を賭けた容赦のない絶滅戦争として臨むしか無く、それまでのアニメなら
肯定的に描かれていた政府内の講和派が虫けらの様に殺されたり、逆に人間爆弾にされた人々が
腹を括り自らの命を捨ててガイゾッグに打撃を与えるなど、倫理や人道を超えた容赦なき絶滅戦が
描かれました。

だから最後の最後でヒューマニズム的な救いを用意せずに、異星知生体相手の容赦なき戦争を貫徹
させれば、もっとハードSF的な評価が高くなったのにな・・ という意味だったりして。

後に異星生命体相手のSF的絶滅戦争と敵味方全滅エンドは冨野監督もイデオンでやらかすのですが。