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モンスター・中国の世界的脅威と日本がすべきこと

かつてケ小平の改革開放に期待した世界的経済学者コルナイ・ヤーノシュは今、何を思う

世界を揺るがせた1989年のふたつの事件、
中国が民主化を求めて街を出た市民を戦車で弾圧した天安門事件と東西ドイツを隔てていたベルリンの壁の崩壊から、30年が過ぎました。
主著のひとつで80年に出版された『不足の経済学』で、国境を超えて社会主義圏で体制改革を目指す知識人らに大きな影響を与えたハンガリーの経済学者コルナイ・ヤーノシュ氏(91)は今、何を思うのか。
ブタペストの自宅で話を聞きました。
かつてケ小平氏が進めた改革開放に期待を寄せていた社会主義研究と移行経済の泰斗は、建国70周年を迎えて膨張を続ける中国を「モンスター」と呼んでいました。