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領土折半で合意
プーチン政権はこの3島の帰属交渉を中国側と秘密裏に進め、04年10月、北京での中露首脳会談で、
(1)タラバロフ島は中国領(2)大ウスリー島とボリショイ島はほぼ2分割――という形で電撃的に決着。
国境追加協定が締結され、05年に批准書を交換。
08年に議定書に署名し、係争地の半分が中国に引き渡された。
プーチン大統領は合意に際し、「中露の40年にわたる国境問題に終止符が打たれた。両国は英知を集め、相互利益に沿って、互いに受け入れ可能な決断を下した。
専門家レベルでは対立した問題を首脳間で政治決着させた」と自賛した。
その後、この折半方式はカザフとの国境やノルウェーとの海上国境でも適用されたが、ラブロフ外相は「日本との国境問題は中露とは歴史的経緯が異なり、適用されない」としていた。
中露交渉は極秘裏に進められ、線引きの詳しい地図も公表されていない。
どちらが先に折半を言い出したのかなど、交渉の内幕も不明だ。
ハバロフスクなどで、領土割譲への反対デモが議会や住民の間から出たが、プーチン政権は押し切った。
極東では、「中国側がプーチン政権幹部に賄賂を贈った」といった噂も流れた。
当初は、相互譲歩が喧伝されたが、ロシアは領土を半分割譲し、
中国も半分しか獲得できなかった敗北感が残り、近年は互いに言及を避けている。