Intel、「Ice Lake」こと第10世代Coreプロセッサを正式出荷開始
https://news.mynavi.jp/article/20190801-869978/

ようやく10nmのIce Lakeがクリスマス頃にお目見えしそうだ。
Cannon Lakeがほぼ水子だったので本格出荷される初の10nm CPUとなる。
U-Series
Core i7-1068G7 4C/8T 2.3/3.6/4.1GHz L3-8MB 64EU-1.10GHz 28W
Core i7-1065G7 4C/8T 1.3/3.5/3.9GHz L3-8MB 64EU-1.10GHz 15/25W
Core i7-8665U 4C/8T 1.9/4.8GHz L3-8MB 24EU-1.15GHz 10/15/25W ※Whiskey Lake
Core i5-1035G7 4C/8T 1.2/3.3/3.7GHz L3-6MB 64EU-1.05GHz 15/25W
Core i5-1035G4 4C/8T 1.1/3.3/3.6GHz L3-6MB 48EU-1.05GHz 15/25W
Core i5-1035G1 4C/8T 1.0/3.3/3.6GHz L3-6MB 32EU-1.05GHz 15/25W
Core i3-1005G1 2C/4T 1.2/3.4/3.4GHz L3-4MB 32EU-0.90GHz 15/25W
Y-Series
Core i7-1060G7 4C/8T 1.0/3.4/3.8GHz L3-8MB 64EU-1.10GHz 9/12W
Core i5-1030G7 4C/8T 0.8/3.2/3.5GHz L3-6MB 64EU-1.05GHz 9/12W
Core i5-1030G4 4C/8T 0.7/3.2/3.5GHz L3-6MB 48EU-1.05GHz 9/12W
Core i3-1000G4 2C/4T 1.1/3.2/3.2GHz L3-4MB 48EU-0.90GHz 9/12W
Core i3-1000G1 2C/4T 1.1/3.2/3.2GHz L3-4MB 32EU-0.90GHz 9/12W

記事でも触れられてるが猛烈にクロックが下がっている。
15Wのi7比較だとIce Lake 1.3/3.9GHzでWhiskey Lake 1.9/4.8GHzとなり、ブーストで19%弱ベースだと32%弱も下。
こうなるとSunny CoveのIPC18%アップでも良いケースで性能維持、悪いケースだとかなりの性能劣化という事になる。

今のプロセッサは適時に瞬間的にブーストに入れるけど、それでもやはりベースクロックに入っている時間は最も長く体感に効く。
それがここまで低いのはきつく、更に28W与えてやっても4.1GHzまでしか上がらないのもかなり深刻である。
ベースもブーストも低いのでスイートスポットが狭いのではなく、根本的にクロックが上がらない(上げると電力が跳ね上がる?)プロセスと見做せる。
サーバ用もあまりクロックを上げられずCascade Lake比は上記と同程度かそれ以上低い可能性が高い。
AVX-512は高効率化しているだろうからそれが効くタスクならいいが、通常は14nmのCooper Lakeの方が適しているかもしれない。