>>1お疲れ様です。

SMT4が有効かどうかという疑問が前スレであったので。
プロセッサ内リソースの有効利用という面ではあまり意味がありません。
他の方も仰っていましたが、そちらを期待するのならプロセッサ内リソースも増強する必要があります。
Zen2ですと4-wayデコードでALU*4なのでこれを8-way+ALU*8にするなどです。
ただこれは当然キャッシュ帯域から倍にせねばならずZen3ではあまり現実的とは思いません。
メモリ待ちや他のスレッドの結果待ちなどのストール隠蔽効果はあります。
ただ最近のx86のようにマルチコア化が極端に進んだプロセッサですと、膨大な数のスレッドが走るサーバ以外では効果は高くありません。

ならばなぜそんな物の導入が噂されているのか考えて(妄想して)みました。
スモールコアとしてSMTを用いるという考えはどうでしょうか。
AMDにはArmやIntelのようなbig.LITTLE的な技術はありません。
Bobcat系コアは既にメンテナンスフェーズに入っており、復活させるのもチームを手放したようなので難しいでしょう。
優先度の低いスレッドはOSスケジューラー、あるいはHWによる動的なCPUマイグレーションでSMTコアに回します。
そしてそれによって使われなくなったコアは積極的にパワーゲーティングすることで消費電力を抑えます。
OoOを無効化してしまってiOプロセッサ*4として使う事も考えられます。(効率向上するか微妙なところですが。)