再生医療をともに育てる、日米英で世界初の国際規格を発行
https://newswitch.jp/p/19814
>世界初の国際規格が発行
>iPS細胞に代表される幹細胞などを利用した再生医療は、効果や安全性の立証と並行して普及期を目指す新たな局面に入りつつある。
>政府が今夏策定した研究開発指針でも、産業化を見据えた戦略に軸足を映す姿勢が鮮明になっている。
>こうした中、2018年末、国際標準化機構(ISO)から細胞製造に関する世界初の国際規格が、試薬や培地といった補助材料を対象に発行された。
>国内審議団体として、規格化に携わったのが、「一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム」。
>再生医療の産業化へ向けたプロセスと、これによって到来する社会への合意形成に向けた具体的な道筋を描くことを目的に、産業界が主体となって2011年に設立された組織である。
>設立当初は会員企業14社でスタートした同フォーラムには今や250を超える企業が参画。再生医療が産業として離陸しつつある姿を印象づける。

>日米英の「合作」規格
>同フォーラムの標準化部会副部会長を務める柳田豊氏(アステラス製薬研究本部IRMサテライトオフィス主席研究員)は今回の規格の意義をこう解説する。
>「この規格は日米英の各国がそれぞれ起草した3部建てで構成されています。日本は第一部の『一般要求事項』を担当しましたが、これは用語とその定義、および誰が何をしなければならないかを規定しており、再生医療の『共通言語』となるものです。
>再生医療はさまざまな関係者が関わるだけに、同じ目線で議論を重ね共通理解を促進、あるいは保証するための『言語』が不可欠なのです」。

日米英合作っつーか実質的に日本主導みたいなもんか
IT・半導体の失速後に現れる次の成長産業の有力候補を握れそうなのは結構なことだ