終戦記念日が来るとこのエピソードを思い出します

終戦により紙屑と化した一億五千万円
https://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/hp/saguru/0907katou.htm
当時は儲備券の価値は連日暴落しており、費える間に処理しょうとトラックに何梱かの札の行李を積んで、生きた豚一頭と交換してきました。
この方法で約一週間約五千万円で豚三十頭位買い取った処でどうにもならず、残り手持ちは約一億円になっていました。
(中略)
一日かゝって一億円の百円札を焼きまくりました。唯焼くのも惜しいので、お札で風呂を沸かして入浴し、野戦最後の思い出にしようということになり、ドラム缶で風呂をわかし戦塵を流したのでした。
早速司令部に焼却の報告書を提出したところ、その報告書は返却され、焼却は後日差し支えるから部隊で使用した事にするように頼まれ、
(中略)
当分の間は部隊の献立も豪勢なものとなり、書類の上では桁外れのぜい沢なものを担当の兵は苦労して作ったものでした。