牧野技師は対応防御を充足する直接防御を達成するために
船体構造への重量配分が不十分で舷側外板や縦隔壁、横隔壁への
板厚などが不十分であったので、自己裁量で増厚下がそれでも
控えめだったかもしれない。実戦で被雷時の漏水や破壊が思ったより大きかったのは
残念だ。松本技師は世界のどの戦艦よりも防御性能は高かったし
米軍の航空攻撃ではどうやっても沈没は免れない、というのに対して
牧野技師は、それでもより不沈性能を設計側で改善して、液相防御を組み込むことで
爆発衝撃を液層で均等化して舷側装甲の背部の取り付け部の破壊を避け得た
のではないか、と世界の艦船の著述でいうてた
舷側上下装甲の取り付け金具の鋲接合が脆い点にはキーを入れることで解決可能、
でも重量増しや工数増しで却下されたとか、本当かいな?

なんのための実大模型実験なのかよ?!とは思う