古い本ではカラーコード計画とレインボー計画を混同していましたから
参照した資料によってはオレンジプランとレインボー5の関係に混乱するのも仕方がないですね。
 カラーコードは各国との単独戦争を想定したもので、その一つが対日作戦計画であるオレンジプラン。
 レインボーはWWUの勃発による多国間戦争への参戦を想定したもので太平洋戦争開戦時のものはレインボー5。

 オレンジ時代の1935年頃はトラックの占領は開戦後2ヶ月を想定していましたが、
1941年のレインボー5に基づく計画だと12ヶ月後またはそれ以降とされ開戦180日後に使用できる陸軍兵力も最大1個師団とされていました。
 開戦直後に行うと一応計画されていたマーシャル偵察襲撃計画も、
占領部隊は伴わずに戦艦9、空母3を主力とする大艦隊でマーシャルを攻撃しますが、
マレー方面を攻撃する日本艦隊を牽制する程度で決戦までは意図していないようですね。