作戦の実行段階において、参加したパイロットに対して生還の可能性を軍組織として与えていたか否か。
所謂特攻作戦に対する評価の分岐点はこの1点に集約されるだろう。

正直、戦果や生還率は殆ど変わらないだろうが、仮に建前であっても敵艦への衝突直前にパイロットは
脱出する運用であったのなら、ここまでごちゃごちゃと面倒な話にはなっていなかったと思う。
そしてここまで面倒な話になっているのも結局は「戦争に負けた」からな訳で、これが勝ちか引き分けなら
英雄的行為として称えられていただろうな。

所詮、世の中はそんなものである。