中国軍が5月に、東シナ海を航行中の海自護衛艦を標的に、模擬対艦攻撃を仕掛けた
疑いが濃いとのこと。
こちらの通信傍受能力などを秘匿するため、公式には今のところ中国に何の反応も
していないとのこと。


中国軍機、海自艦標的に訓練か 政府「極めて危険」と判断、抗議はせず
https://mainichi.jp/articles/20190818/k00/00m/030/348000c
> 東シナ海の公海上で5月、中国軍機が海上自衛隊の護衛艦を標的に見立てて攻撃
>訓練をしていた疑いが強いことが分かった。複数の日本政府関係者が証言した。
>政府は不測の事態を招きかねない「極めて危険な軍事行動」と判断したが、自衛隊の
>情報探知・分析能力を秘匿するため、中国側に抗議せず、事案を公表していない。

> 政府関係者の話を総合すると、日中中間線の中国側にあるガス田周辺海域で五月
>下旬、複数の中国軍のJH7戦闘爆撃機が、航行中の海自護衛艦二隻に対艦ミサイルの
>射程範囲まで接近した。中国機は攻撃目標に射撃管制レーダーの照準を合わせ自動追尾
>する「ロックオン(固定)」をしなかったため、海自艦側は中国機の意図には気付か
>なかった。
> 別に陸、海、空自衛隊の複数の電波傍受部隊が中国機の「海自艦を標的に攻撃訓練
>する」との無線交信を傍受。その後、この交信内容とレーダーが捉えた中国機の航跡、
>中国機が発する電波情報を分析した結果、政府は空対艦の攻撃訓練だったと判断した。
>政府内には挑発との見方もある。
> 日本政府は直後に「極めて危険な軍事行動」と判断し、海自と空自の部隊に警戒
>監視の強化を指示したが、情報を探知し、分析する能力を隠すため、中国側への抗議や
>事案の公表を差し控えた。