お理工さんは否定したい、でも中国は肯定したいというアンビバレンツ。


 大貫剛さんほかの日本のヒコーキやらロケット屋さんの好きそうな山車だね。子供が好きなものばかりを愛でるのもいいのだが、それを混ぜごぜに一緒に乗せている。ラーメンに寿司乗せてカレーを掛けるようなもんだ。だが彼らはその点を問題視しない。
それを忌避する感度はトテモトテモ低い。中国にも同じような連中がいるのだろう。

 まあ軍事パレードよりもそのあとだね。

 軍事パレードではもZ-18やらY-8Qやら、ちょっと気になる予警機が出てきた直後のバス車列のほうが面白かった。毛新宇さんや十大元帥の親族、建国大将首席の粟裕、八路軍や新四軍の服着た老戦士が興味をそそった。

 さらにいえば現実的価値としてはパレードの各種団体の力関係だろう。その順番が何を示しているか。そういいったことだ。農業や農村は三回出てきていた。

 その上で面白さだけで言えばなによりも各直轄都市と各省のキテレツ山車だね。河北省は維安新区で広告兼ねて媚び売ったりするのだが。何も有名な産品がない吉林省が大変なのと、本来なら湖南省はトウガラシで澳門はルーレットだろうとねえ。

 でもま、お理工さんめいた連中の頭の中の具現化のお子様ランチが一番印象深かったものだ。