>>877
> 旋回半径は小さいから最初から優位なら優位のままだし不利でも射線には捕らえられないw

この手の旋回半径が大きい機体はいくら旋回率で勝っても旋回半径の小さい機体を射線に捉えられないという説明は
戦闘機の空戦機動の有利不利の説明では良くある(ジェット戦闘機同士の空戦機動についてでさえこの説明を見たことがある)のだけれど、
これは空戦機動を余りにも単純化しすぎた極めて一面的な説明で現実の空戦では全く当てはまらない

確かに互いに水平旋回の巴戦だけをずっと続けるのならば旋回半径の大小が全てだが現実にはそんな馬鹿馬鹿しい機動はやらない
特に旋回率には勝るが旋回半径が大きい側(大抵は大馬力の戦闘機)はね

ロールをうつとか垂直面での機動を加えるなど、様々な他の機動を交えて旋回半径が小さいだけの機体を自機の旋回半径外に追い出すことで射線に捉えることが可能になる
そして旋回半径の小さい(小型で翼面荷重が軽い、その代わりに多くの場合に馬力で劣る)側は垂直面での機動とくに急上昇運動が加わると
大馬力側によって簡単に振り切られてしまう

これで相手より高いという位置エネルギー的に有意なポジションを占位した大馬力側が好きに攻撃できることになる


かなり以前の個人的体験で恐縮だが、ひらひらと舞うように飛んでいる蝶々を燕が3回のターンで見事に嘴で仕留めるのを目の前(2〜3メートル前)で見たことがある
これだって旋回半径で言えばひらひらと舞うように飛んでいる蝶々のほうが燕の旋回半径の5分の1未満だ(恐らく1桁近く違っていた)が
遥かに大馬力で高速で飛ぶ燕はなんなく超小旋回半径で舞う蝶々を仕留めた

格闘戦の機動も本質的にはこれと同じだよ、旋回半径で勝っても旋回率・加速性・上昇率などで劣れば相手に優位な占位を許して負ける

そもそも旋回半径が小さいことが空戦機動で圧倒的に有利ならば(相手に射線に捉えられないのが本当ならば空戦では圧倒的に有利なのは確かだ)
太平洋戦争の時代にも布張り複葉機が太平洋やヨーロッパの空を支配していたはずだ
しかし現実には複葉機などお呼びではなかった