二股ソケットは基幹事業、祖業に返るパナの苦しい現実
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/090200647/
成長の柱に位置付けてきた車載事業が伸び悩むなど注力する事業がなかなか軌道に乗らないパナソニック。
そうした中で、粛々と成長を続けている分野がある。
コンセント、スイッチといった配線器具や分電盤などの電設資材だ。
同事業は、パナソニックの創業初期に創業者、松下幸之助氏がヒットさせた二股ソケットなどが起源。
技術が単純なように思われる配線器具だが、製品開発には安全性の高さや各国によって異なる規格についての
知識や経験が必要とされ、日本企業が得意とする緻密さや丁寧さが生きるという。そうした強みは収益力にはっきりと表れる。
パナソニック全体の営業利益率が5%に満たない中で、配線器具は十数%を誇るという。

パナソニックの二股ソケットが今でも年間10万個も売れているって知ってた?
https://dime.jp/genre/569933/
二股ソケットは今でも買えるパナソニックの現役製品で、年間10万個も販売されているとか。
屋台や漁船などで使われているらしいのですが、あまりの衝撃に自分も購入してみました。
これが伝説の二股ソケット! パナソニック「1号新国民ソケット WH1031」。

コンセントに挿すだけでネットにつながる! 家電のIoT化で蘇るPLC不死鳥伝説!
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1204528.html
パナソニックがPLCの開発を始めたのは2003年ごろで、世界でも老舗の部類に入る。
しかし各社がまちまちに開発したPLCは、互換性がなく、相互に通信できないためパナソニックとソニー、三菱電機でアライアンスを結成。
中でもパナソニックが旗振り役となって国内の標準化に尽力してきた。
その後2006年あたりになると、通信速度が200Mbpsまで引き上げられた「HD-PLC」に進化。
しかし2009年になると、無線LANの規格に「IEEE802.11n」が登場し、通信速度が54Mbps→600Mbpsまで一気に引き上げられたことで、
再び通信速度はWi-Fiに巻き返された。
以降はスマホの普及で無線LANが主流になり、PLCは黒歴史として闇に葬られたかのように見えた。
しかし! 再び今PLCが見直され、起死回生の勢いを見せ始めたのである!

先祖返り