ワスプ級強襲揚陸艦7番艦 LHD7 イオージマの艦首付近

ttps://i.imgur.com/1vOwi19.jpg

いずも型のエッジの効いた艦首周りと見比べただけで基本構造が完全に違う事が容易に分かる

ワスプ級の飛行甲板は構造材上部に装甲部材があり、その上に遮熱用に鉄筋で補強されたALCパネルが敷き詰められ、
さらに表面に滑り止め加工されている
このためフチの部分はボックス状に成型しALCパネルを支えると共に各種艤装をする必要が有るのでこの形になる

一方のいずも型は構造材上部にそのまま鉄板が敷かれその上に滑り止めコーティングされているだけ
このため負荷が極めて軽くエッジの効いた形状に成型が可能になる
逆に捉えるなら甲板の末端部分には離着艦のような大きな負荷が掛かる事が全く想定されていないと言う事でもある
この点を見ただけでいずも型が他のVSTOLキャリアとは基本構造から全く異なる簡易な飛行甲板しか持たない事が分かる
つまり固定翼機の運用は設計時点では全く考慮されていない証拠でもある