ガンダムを上回る『ザンボット3』の戦争描写が、「23年後」にもたらした衝撃とは

1970年代の地方局だから許された「人間爆弾」
アニメーション作品としては、一部に洗練されていないところもある『ザンボット3』ですが、逆に視聴者の脳裏に強烈に焼き付くことになります。
第16話「人間爆弾の恐怖」から、壮絶なクライマックスへと突入していくのです。

ガイゾックに拉致された避難民たちは手術を受け、体内に爆弾を埋め込まれてしまいます。
本人はそのことに気づかずに町へ戻り、人類側は甚大な被害を被るのでした。そして香月の仲間や勝平の幼なじみのアキ(声:川島千代子)までも、人間爆弾の犠牲者となるのです。

1999年に発刊された『富野由悠季全仕事』(キネマ旬報)に掲載されたインタビューの中で、富野監督は『ザンボット3』の制作局が名古屋テレビだったことについて、こう語っています。

【あれがもしテレビ朝日だったら、明らかにシナリオの段階でチェックを受け、プロデューサーが「お前ら本気か」と飛んできたでしょう。
地方局の人たちは、まだ物を作ることに自分たちがどう関与していいのかわからないという時代でしたので、誰も何も言わなかったんです】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00010001-magmix-ent&;p=2


ザンボットは評価されて良いがリメイクとかはやめて欲しいな