1939年8月に調印された独ソ不可侵条約は世界にとって「寝耳に水の出来事」で大きな
衝撃を与えたとしばしば言われるが、たとえば日本でも1939年7月7日の日支事変二周年
の記念式典で平沼騏一郎首相に対して新聞記者が「独ソ接近説をどう思うか?」と問うなど
実は調印前既に独ソの接近についての情報は世界中に広まっていた。