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福井静夫氏の手記に「天津風」の復旧計画に関するいくつかの情報が残されています。
それによると、「天津風」艦首部を軟鋼で完全新造、但し図面は簡略化して「1号輸送艦」と
類似の形式に変更、復旧を利用して艦尾の爆雷兵装の大幅強化も考えられていました。
また「天津風」の3つある缶のうち2つが破壊されたのですが、これは2つを新造して元通り
に復旧、艦首形状の変化の影響から速力は30ノット程度への低下を予定していたようです。
注目すべきは、艦橋は原型とは一変し「松型」を参考にするとあることで、もしこれが実現し
たら復旧後の「天津風」の艦容は一種独特なものになったことでしょう。