FS-X時代、特にその5社案で予定されていた
カナード付きデルタ垂直尾翼2枚水平尾翼無しの形状を継承して
1990年代前半くらいまでは、その次の世代の飛行機こそカナード付きデルタで!
って言われてた時期もあったんだっけ

だが、戦闘機が基本的に前に向かって飛び、そして前からレーダーで照射されることが
多いものである以上、前にRCSの大きくなるものを置いたらダメだったんだよな
そうなると、CCVで年がら年中パタパタ角度を変えてるカナードはRCSに関しては
明らかに敵機に探知される元になってしまう、という

(でもJ-20は何故かカナード有りで作り、そしてレーダーを透過する素材を使ってるから問題ないのだとか
色々言われている)

また、ステルス機にはサイドエッジがあるがこれのせいで機首上げが起こり易く
これでカナードまであったらますます機首上げの元になるという

とにかくそれらを考えて、ATD-Xは通常翼配置になってしまったって事だったなあと