柘植久慶も後期の粗製乱造な作品群と違って「前進か死か」は、こいつマジで殺ってんなと思わせるほど良く書かれている。
正規軍のグリーンベレーだったという経歴は嘘なんだろうけども、ナム戦中と戦後、米軍の下請けで這いずり回っていたのは事実と思わせる。
仏外人部隊を伍長で満期除隊したのは事実らしいし、並木書房と小峯の誘いに乗らず、米軍の下請けオペレーターとしておけば三島瑞穂曹長に詰められることもなかったのに。
しかし、柘植と三島の両方の編集担当者をやっていた小峯は本当に良い根性してるよな(褒めていない