大綱の「特化」という記述を根拠に、「哨戒艦は警戒監視しか行わない!」と主張する方も多いけど、これは言葉の綾みたいな物では?

https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2019/html/n42102000.html

そもそも大綱の記述は『限られた人材を最大限有効に活用するための取組』として記載されてるわけだけど…
本当に警戒監視任務『だけ』しかできない代物なら、そんなものを12隻も建造して人員を360名も投入するなんて、『究極の人材の無駄遣い』なんだよな。
警戒監視任務『だけ』なら、同じページにある無人機を活用したほうが、より広範囲をより少人数で監視できるし、運用コストも遥かに安くつくはず。
あえて『哨戒艦』という形式をとった以上、必ず哨戒艦にしかできない任務を想定しているのは間違いない訳で、個人的にはそれは『輸送』と『機雷対処』だと思う。

また、哨戒艦は隙間を狙った低コストの代物…と言う前提で、低く見られて話されることが多い気がするけど、その認識は本当に正しいのか?
哨戒『艦』ということは、艦長(二等海佐以上)のポストが、一気に12個も増えることを意味するわけで、『おまけ』のような扱いができる代物では無いのでは?