自主派遣も近傍派遣も災害派遣の3要件も、あえて条文をガバガバにする事によって柔軟性を確保してる
例えば民家の壊れたブロック塀の撤去は公共性の面で見るとアウトなんだけど、通行人に危険を及ぼす可能性があるという理屈でセーフと主張することもできる
結局その活動がOKかNGかは政治(と世論)が決めるシステムに実質的になっているって訳だな
ただこれには危うさもあって、政府や議員が災派要件を無限に拡大解釈し、自衛隊を人気取りの何でも屋として使う事だってできてしまう
主たる任務と従たる任務が一定のトレードオフ関係にある事を、政治も世論も常に念頭に置かなくてはならない