離脱強硬派ジョンソン勝利でイギリス「連合王国」解体か

離脱強硬派のボリス・ジョンソン首相率いる保守党が下院の過半数を制し、来年1月の離脱に
お墨付きを得た。

EU離脱が現実味を帯びたことで、EU残留を望んできたスコットランドではイギリスからの独立派
が勢いを増している。

また離脱協定案では、北アイルランドにはEUの関税ルールが適用されることになっているため、
経済上はEUに残留し、アイルランドとも行き来できることになる。「逆説的だが、ジョンソンとブレ
グジットはアイルランド共和軍(IRA)の独立闘争よりもアイルランド統一に貢献するかもしれない」

イングランド人保守党支持者の53%が、例え北アイルランド和平プロセスが白紙になったとしても
ブレグジットを支持すると回答した。また77%が、例えスコットランド独立を問う2度目の住民投票
に繋がるとしても、ブレグジットを支持すると回答した。
彼らは英連合を維持することに対する熱意を失くしている。
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