>>365
言葉の厳密な意味で空対空専用戦闘機なんて現代では存在しないし、
過去に遡ってもアメリカ空軍が長期に使用したジェット戦闘機だとF-102とF-106ぐらいのもの

特に現代においてはネットワークを使う戦いなので、
ASMの目標の捕捉や照準なんて他の機にやってもらっても構わないので対艦・対地レーダーを持っている必要さえ無い
AAMとASMとの両方を搭載し発射さえできれば立派にマルチロール機と呼べるのだからさ

そういう意味では現代においては実質的に全てのジェット戦闘機がマルチロール機になれるのだから
君の「F-3は(防空戦闘機でなく)マルチロール機だ」という主張には何の意味もない
要するに君の主張は「F-3はジェット戦闘機だ」という命題と何も違わない


重要なことは、F-3に期待される任務の比重として、防空戦闘機としての役目と攻撃機としての役目のどちらの比重が大きいか、というだけの話
そして間違いなく、2030年には空対空ミッションでチャイナやロシアの第一線の戦闘機に対抗できる我が方の戦闘機はF-3以外には存在しなくなる

その理由は防空戦闘機であったF-4EJを本質的には攻撃機であるF-35A/Bでリプレースせざるを得なかったからだ

F-35A/Bは本質的に攻撃機だし、かつては世界最強の制空戦闘機として一世を風靡したF-15C(の日本版であるJ)も
ステルス性が完全に欠如しておりエアフレームも陳腐化してしまったので、Su-35のような高機動戦闘機やSu-57・J-20といったステルス戦闘機には
対抗する力を既に喪失しているし、F-15J MSIPの更なるアップデートでもマルチロール機というよりも対地・対艦攻撃機としての戦力として
カウントできるレベルの維持を図るしかない

だから2030年代には日本の空を護れるのはF-3しかなくなる以上、F-3がマルチロール機と言ってもそれに求められる主たる役割は
必然的に防空戦闘機としての役割にならざるを得ない

馬鹿の一つ覚えのように「F-3はマルチロール機だ」と主張する連中は、F-3が実戦配備される時代つまり2030年代には
日本にはF-3以外にチャイナやロシアの第一線機に対抗できる防空戦闘機は存在しなくなっている、F-3が防空を担わねば日本の防空は破綻する
という予測というよりも2030年には確実に起こる事態を良く考えるべきだね