>>808
仮に、強い向かい風があって、母艦が風上へ全力疾走して、艦尾から使える滑走距離をギリギリ使ってフルペイロードの最大離陸重量
でスキージャンプ発艦が出来たとしても、そんな条件がそうそう使えるわけもなく、実運用上は意味を持たないと思うし、
問題は帰還時で、垂直着艦が基本なので(英国はSRVL方式を試すみたいだけど)持ち帰り重量も考慮しないと、発艦だけ頑張っても
帰投時のホバリングに入れる前に高価な兵器を海に捨てる事になる。
(今の精密誘導兵器は昔の無誘導爆弾と違って凄く高価だから出来れば海に捨てたくない、使わなかったら持ち帰って再利用したい)

F-35Bの参考データ(wikiより引用)
空虚重量 32,300lbs (14,651kg)
機内燃料重量 13,500lbs (6,123kg)
兵装搭載量 15,000lbs (6,804kg)
最大離陸重量  約60,000lbs (27,216kg)
リフト出力(最大垂直推力) 180.8kN

これだと帰還時に母艦横でホバリングする時の機体重量の余裕は約3.4トン程度しかない(ただ完全に静止するわけでは無く風上側へ
走る母艦に合わせて機体が前進していれば少しは主翼の揚力も助けにはなるけど)、燃料ゼロってわけにもいかないから、1/4程度
残すなら持ち帰り重量は2トン程度って事になる、だからこれ以上の重さの兵装を積んで発艦しても、帰還時に海に捨てる覚悟が無いなら
無駄って事になる。