なんか顔に見えちまう配列の窓とかマンホールとかコンセントとかもあるが、本能的に目と口、その配置をもって顔や表情を認識するという人間のシステムがある。
そして子供にはそれがはっきりしているほうがより「人の絵」として好まれる…子供の描く絵も子供向け絵本もそれに適合する、という話は聞いたことがある。

萌え絵でなければならない理由ではないが、萌え絵が選ばれる理由としては妥当な話だろう。
洋の東西を変えれば西欧においては近年のディズニーアニメにもみることのできる普遍的なものだ。
子供に話を限定しなければ、大人が小さな赤ん坊を好きになるのも同じ理由であり、猫が好まれる理由も同じ本能的欲求によるものといえるだろう。
現実に近いものより、空想の産物のほうが本能をつかんでしまうというのは少し不思議な話ではあるけどね。