今朝のモーサテで興味深い分析があった。

2019/11/08 06:08 テレビ東京 【Newsモーニング・サテライト】
<プロの眼>地下鉄運賃から見る物価上昇
https://jcc.jp/news/15310846/

チリでの暴動のきっかけが地下鉄運賃の引き上げ。
東短リサーチ・加藤出がスタジオで解説「チリ・サンティアゴの地下鉄運賃(朝夕通勤時)」
「暴動でAPECも米中協議も延期」「チリ経済は南米の優等生で順調だったが、所得格差が激しい。
地下鉄の値上げは撤回された。過去20年で見ると185%も上がっていたため、不満が中低所得層の爆発につながった」
「東京メトロ初乗り運賃:ICカード、現金。1999年比で上昇率5%だが、消費税率が5%上がっているためほぼ横ばい」
「20年ほぼ上がらないのは国際的にみてほぼ奇跡」「20年間の上昇率:サンティアゴ、ソウル、ニューヨーク、ロンドン、オタワ、東京」
「インフレ目標を達成する時は地下鉄の値段が上がる」「賃金が増えないと地下鉄の料金は値上げできない」
「賃金:チリ、韓国、米国、英国、カナダ、日本(出所:OECD)」「国内要因で賃金が上がることは難しい。
デジタル時代をリードできる企業を増やし、人材が増える教育改革など中長期的対策が必要」。
(以下略)
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「20年間の上昇率:サンティアゴ、ソウル、ニューヨーク、ロンドン、オタワ、東京」
この部分、番組ではフリップが出ていた。

地下鉄初乗り運賃(99〜19年)
サンティアゴ・・・ 185%
ソウル・・・・・・・  150%
ニューヨーク・・・  83%
ロンドン・・・・・    60%
オタワ・・・・・・・   58%
東京・・・・・・・    5%

なお、東京はこの間に消費税が5%アップしているため、実質的な伸び率はゼロ、と。